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行動が気持ちを変えるという話

運のいい人の法則という本を書いた リチャードワイズマン博士の著作 に「その科学があなたを変える」という本がある。

ざっくり言うと、『一般的な常識では、感情があってから、それが表情に出るという順番になるけれど、行動が先で、感情がついてくるというのもまた然り。』という内容である。

そもそものこの学説は、リチャードワイズマン博士が考え出したものではない。19世紀の哲学者、ウィリアムジェームズが提唱したものである。

嬉しいから笑う。怖いから逃げる。勿論これも当然なんだけれども、まず笑う事によって幸せになり、逃げる事によって、怖くなる。という、行動が先で感情が後という理論である。

その考え方からいくと、例えつまらなくても、鏡に向かい2、30秒間口の端を上げて、にっこり笑うと、幸せな気持ちになってくる。というもの。
人は他人の表情だけでなく、自分の表情まで読んでいる。きっと幸せなんだろうな気持ちとから、そうだ幸せだ→なんだか楽しいという風に、感情は変化していく。

そして自分に関して言えば、実際に表情が見えていなくても、もちろんそんな気持ちになるとちゃんと実験済みだ。

そう思って 周りの人を見てみると思い当たる節は多々ある。
例えば単に文字が読みにくくて、眉間にしわを寄せ、しかめっ面をしながら文章を読んでいる中年以降のおじ様方、なんか機嫌の悪い方多くないですか。あれ、だんだん表情に引きずられてしまうんですよね。

後は何が楽しいのかわからないけど、友達同士でなんか笑っているうちに、なんか楽しくなって、さらに笑ってるうちに、さらに楽しくなって、ケラケラケラケラ笑いが止まらない女子たち。

『笑う門には福来る』

実際の、物質的には幸福はどうかわからないけれど、間違いなく楽しい気持ちにはなれる。
哲学者のようにそんな学説を提唱したわけではないけれど、このことわざの裏にはそんな事実があるってこと。


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