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CANを抜けて、辿り着くところ

「CANで考えるな」
と、メンターの方々からよく言われます。自分が今できる範囲のことで物事を考えていると、自身の可能性を広げることも事業をスケールさせることもできない。CANのその先を見据えて動き出そう。わたしはそう解釈しています。

地域おこし協力隊の任期中に副業としてお仕事をいくつかいただいていたこともあり、この春からフリーランスとして働く選択肢も実はありました。
自分の得意分野に集中でき、自立して生活していけるならば、それが一番幸せな道だと思います。就職を選択した今でも、フリーのマーケ広報屋・ライターとして生きていくことへの憧れは断ち消えていません。

ではなぜ、その道を選ばなかったのか。
理由は2つあります。1つ目は、単純にスキル不足。広報やマーケティングにしろライティングにしろ、フリーランスとして生業にできるほどの実力がなく、まだまだ修行が必要だと思ったためです。地域おこし協力隊3年間を通して自身の経験の浅さとスキルの未熟さを痛感し、組織の一員として仲間と切磋琢磨しながら実績をつくっていきたいと考えました。

2つ目の理由は、CANに捉われてしまいそうだから。スキルが足りなくても、いただいたお仕事に精一杯打ち込むことで多少なりとも成長はできるかもしれません。しかし自分の性格を考えると、せっかくお仕事を依頼してくださる方に対して、できない可能性があることを「できる」とは言えないと思ったのです。そんな弱腰のわたしでも、組織(特にスタートアップ)に身を置けば「できるできないに関わらず、とにかくやる!」という状況に自分を追い込めるはず。いつまでも安全地帯で足踏みしてしまうこともないだろうと考え、今の会社に就職することに決めました。

「CANで考えるな」。入社してまだ1ヶ月半ですが、その意味を身をもって実感する日々です。
リソースに限りある組織が結果を出そうと思ったら、CANで考えていてはいくら時間があっても足りません。己の実力値をきちんと認識しつつ、常にその先を見据えてとにかく動く。たとえ空回りだったとしても、失敗に終わったとしても、その経験は必ず糧になる。CANを軸にしているうちは到底辿り着けないであろう境地に、ものすごいスピードで到達していっていることを肌で感じます。
もちろん、その分うまくいかないこともたくさんあるけれど、メンバー同士で即座に補い合えるのも組織のいいところ。同じ目線と気持ちでがんばっている仲間がいるってだけで、心強いです。

伸び代しかないわたしたちの成長速度には、きっと目を見張るものがあるはず。1ヶ月半前の自分と比べるだけで、素直に自負することができます。
とはいえ、この短期間でめちゃくちゃ老けた気がするのは否めません、、笑

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