顕在意識と個人的無意識

幼少期の繊細な時期に感じた
孤独や不安、恐怖心が、
無意識(潜在意識)の領域に
記憶され居座っています。
現実の生活の中で、フトしたきっかけで感情だけが蘇る。

前回のブログで書き記しました。⤴︎
それには、まずは意識の構造が
理解できると紐解きやすいかと
思います。

意識といば、「氷山の一角」で
表現されていますね。
ご存知の方には、またそれか…
と思われる教材です。

心理学用語を用いた表現は、
敬遠される方も多いですよね。
わかりやすく伝えることに
挑戦してみます

＊顕在意識(表面意識)

☝︎ 図のように、海面上に出ている
部分を顕在意識として
例えています。

論理的な思考や理性、知性、判断力
意思などetc…。
言葉にできる領域です。
全体の5〜20%と言われ、
意識全体と比較すると少ないこと
がわかります。
それが「氷山の一角」と例え
られる所以です。

私自身は長いこと、深く考えて
答えを導き出すことが、状況を
改善できると信じていました。
(それ以外の方法がわからなかったのです)

考え抜いたはずの答えでさえ、
感情を揺さぶるような不具合が
生じる。
気づいていない意識が80〜95%
ですから、それも当たり前ですね。

＊潜在意識(無意識)

潜在意識は、ありとあらゆる
記憶と繋がっています。
前意識、個人的無意識、集合的無意識、
超意識(宇宙意識)とあり、
普段の生活では意識していない、
もしくは意識できない領域です。
呼吸や内臓の働きなども無意識下
で動いています。

前意識

潜在意識と顕在意識の間には、
前意識があります。
普段は忘れているけれど、
注意したり、考えたら思い出せる
記憶が貯蔵されている領域です。

個人的無意識

個人的な記憶や、経験に基づいた
自分の心の中だけの意識。
習慣や癖、慣れのように身に
ついた行動パターン。

思考も同様に、
無意識に同じパターンを
繰り返しています。

ポジティブな考え方や行動が
パターン化してれば、
ポジティブな現実を創造する。

ネガティブな考え方や行動が
パターン化してれば、
ネガティブな現実を創造する。

超シンプルな例えですね。
「誰かが何かをしたから、
私がネガティブになった」
そう考えがちですが、
その視点とは全く異なります。

潜在意識の言語は、主に
「体感や感情」で物事を
理解しています。

非現実であっても、体感を伴って
強くイメージすることで、忠実に実行する
という機能が備わっています。

その特性を使って、自分の実力
以上の力を出せたという成功秘は、
アスリートやビジネスシーンのみならず、
様々な方々が語っていますよね。

ビギナーズラックと、
一部の方を除けば、そのスキルは
容易ではありません。

成功や願望を強く頭に思い描き、
言霊を乗せたとしても、
人は、知らず知らずにネガティブな
想念が、外から(集合的無意識)
刷り込まれています。

それにプラスして、
自らが作り上げた不安、恐怖、
不満、怒りなどのネガティブな
感情が、心の奥底で居座って
います。

潜在意識は、体感や感情で物事を
理解するので、頭で考えた
だけの願望は聞き取ってもらえません。
ですから、邪気の無い子供とか、
無邪気で超がつくほどポジティブ
な人の願いは、叶いやすいのです。

「そうなる！」
と、疑いもしないことは、
邪念が無いので自然と願いが
叶っています。

願望を引き寄せることより、
心の傷を癒すことが先決です。

勝手に湧き上がるネガティブな
体感でさえ、忠実に具現化されて
しまいます。

怒りがあれば、怒りを感じる現実を
自ら引き寄せている。
量子力学(ミクロな科学の世界)
で実証されています。
それについては、追々。

潜在意識下に抑え込んだ心の傷は、自らが感情によって作った観念が、
「こうするべき」
「こうでなければならない」
と自分自身の行動を抑制したり…。

ものごとを善悪、上下、正否、優劣で分ける二元の分離(比較)が、
自分や相手に向かうことで、
苦しみが生まれます。

日常の「チッ」って舌を打つ
ような煩わしい出来事は、
自分の中で当たり前だと信じて
疑わない観念(思い込み)の反発。

心の奥底の声と、思考との不調和だと教えてくれます。

自分の観念(思い込み)は
・このままで良いのか？
・観念(思い込み)を手離すべきか？
　許容するのか？
・今までと同じように、そのまま
　突き進むのか？
・相手や状況のせいにする。

様々な選択肢があり、
選択は常に自分自身に委ねられて
います。

好むと好まざると
今、あなたが感じている現実は
自分が選択した通りの現実。
だということです。

外側に向いていた意識を、
自分に向けていく。

それが、次のステップの統合です。

潜在意識に刻まれた暗示を紐解いて
いくことが意識の統合だと、
私は考えています。

長くなっちゃったので、
集合的無意識と宇宙意識は
次の機会にしますね。

ではまた。
ごきげんよう。