在宅勤務を通じて感じたこと

都内に【緊急事態宣言】がでて約1ヶ月、昨日【31までは延長する】と言った趣旨の会見が安倍首相によって行われた。

私は、都内に本社を置く鉄道会社の経営する旅行代理店で働いている。
色々事情がありこの春に転職したばかり。新入社員である。そんな中、出社日は約1週間ほど。緊急事態宣言が出る日まで働いた。

この1ヶ月、普段はアウトドア(家にいたくないから外に出たいの意)な、わたしには苦痛であった。だけど同時に「話せる友人」のありがたみを改めて痛感したのだった。

「今夜、緊急事態宣言出るから、明日から在宅勤務です。平日の外出は禁止、土日はリフレッシュしてね」
そのように言われ、在宅勤務が始まった。

ちょうど、同期は3人いる。「課題とかわからんことあったら聞き合おう」と同期とLINEを交換した。基本的にグループLINEでやり取りしてるけど、文字のみのやり取り。まだLINEのグループ電話したことないなぁ。

それでも「〇〇ってこれでいいんだよね?」「ここって解答欄余るんだけど大丈夫だよね?」などと、不安に思ったことを確認しあって提出している。

対面で、あれこれやっていたあの時とは違って孤独との戦いになってる。普段から「家にいたくない」「家を出て仕事している方が楽」と考えているためか、この「在宅勤務」はとても辛い。基本的に自室にこもれるように、専用勉強ツールの内容は、全て、自分でタイピングしてまとめて印刷した。メモにして、それを元にノートにしっかりまとめる。そして友人らと時間が合えば音声通話を繋げながらやる。これがとても楽。

どうでもいい雑談をしながら、趣味の話や最近の仕事の進捗の話をしながら、いま何してるか、どんな仕事スタイルなのか?なんて話していたらあっという間に終わる。

親には「友達と電話しながら片手間に勉強(仕事)するな」とよく言われるけど「片手間」ではなく勉強(仕事)する上で「必要な」ものである。

正直、こんなに酷くなると思わなくて、こんなに外に出て仕事しないのが辛いことだと思ってなくて、気が滅入りそうで、最近はロクに勉強もせず(しっかり送られてきた課題とかはこなすけど)終わっている気がする。

先日、とある教育系YouTuberさんの生配信を聞いていた時に「社会人で在宅で勉強するけど家庭学習的な自学のモチベーションが無い、どうしたら……」とコメントを送ったらそのコメントを拾ってくれた。

「学生さんもそうだけど、たったひとつの、例えば問題集の大問1の(1)でもいいし、大問1だけでもいいからとりあえず自分で、しっかりやれたことに対して褒めることは忘れちゃダメ」

大切なことだと思う。たしかに初めのうちは数をこなせたぶん、日に日にこなせなくなる物量に負けて「ああ、これしか出来てない……もっとやりたい……でも、出来ない」と塞ぎ込み気味の自分がいた気がした。

手に取るように最近はやる気がなくなってくる。「もっとやれ」だの「仕事始めた時に困る」というよく分からない圧力。だんだん仕事や勉強への意欲が喪失していた。

喪失していた矢先にかかってくる友人からの電話に気を取り直してやっていたとしても「そんな片手間にやることでは無い」と口出しされたらたまったもんじゃない。

だからどこかで雑談できる場所や友人が必要だなと思った。
そして、他愛もないどうでもいい話を聞いてくれる人がいるの、、とっても幸せ、、、
そしてゲームもできて、自分の好きなことやりながら勉強できるの楽しい。

そして、毎日のように「今日の勉強は」と聞いてくる友人のおかげか、少しやらねばとなる。

大きな目標より小さな目標。これからも乗り切ろう、在宅勤務。

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