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私はゲームができない [偉いとは何か]

スマホゲーム、テレビゲームです。
マネーゲームはできると思います。

コンシューマーゲーム?という類のものでしょうか、

私にはそれができません。

単純に「止まらなくなるから」です。

ストーリーが始まると、気になって気になって仕方がなくなります。
すぐにその世界に夢中になります。

食事も睡眠も忘れてやってしまいます。
ストーリーものやイベントクリアするまで永遠に画面から離れられません。

大学時代、テトリスだけで24時間、食事もせずにやり続けたことがありました。そのあと、マインスイーパーで同じことをしました。
その時に気づいたのです。

「私はゲームをやってはいけない」
際限なく、お金や時間が「浪費」になるカテゴリに手を出してはいけない。と。

生きていくために、ゲームをやってはいけない性格なのです。

そういう理由で、私はゲームができません。

*
そうやって社会人を生きてきたため、逆に問題になった出来事が前職のアプリのイラストレーターの仕事でした。

「ゲームアプリ」のイラストレーターに配属されました。
お手上げでした。

「今のトレンドを知りなさい、テレビを見なさい」
「ゲームも勉強だからやりなさい」
「遊びだからストレスなんかたまらないだろう」
「そんなことも知らないの」

ここまで相性の合わない言葉があったものかと頭を抱えたものです。
己の業界認識が甘すぎたたと言わざるを得ません。
(ゲームアプリを主流に仕事を振られるとは思っていなかった)

「娯楽」「浪費」とカテゴライズし、何十年も一般の浪費社会を排除して生きていたため、基礎知識がない上に、漫画以外の娯楽媒体がほぼ皆無。
ゲームをやっていても不安が強く、仕事そのものが苦痛になっていました。

そんな感じだったので三ヶ月で会社を事実上解雇となっても気分は晴れ晴れしていました。

「やっと、勉強ができる!!」

仕事最終日、終電間際の電車に走りながら、叫んでいました(小声)

*
「勉強をしてて偉いね」

とよく言われますが、
私は昔から、好きなことをやっているだけでした。
好きな分野が、他人から「勉強」に見えるだけでした。

勉強している時に「偉いね」といってくれる方の中には、
「勉強=嫌なもの」として捉えているから褒めている方が時々います。

違います。好きだから、やりたいんです。

きっと、私は娯楽ゲームを1年間やり続けなさい、と言われたら、不安で発狂してしまいます。
今年に関しては、一千万円もらってもできません。

ゲームをやることでは、私の夢は叶わないからで、
私の夢はゲーム関係ではないのです。だからできないのです。

なので、勉強をしているから偉いのでは無いのです。
同時に、嫌いなことをしているから偉いわけでも無いと思うのです。

「偉い」ってなんでしょうか。

私が素直に喜べる「偉い」は
自分の掲げる夢や目標や大切な人のために、
自分が律した時、乗り越えた時、我慢した時です。

私をよく知る友人が
「人のために、何かをしようと思えることはすごいね。偉いね」

と言ってくれた時、とても嬉しくなりました。

私は、こういう「偉い」が欲しいんだな、と。
私の「自己満足」や「幸せ」はここなんだな、と。

だから私は思うのです。
一人でも多くの人が「偉く」なって欲しいな、と。

もしくは、
それぞれが素直に喜べる「偉い」を
楽しんで得られる環境に出会ってくれたらいいな、と。


夢中になることで生きる、という幸せを知って欲しいのです。

---おまけ---↓


※昨年弟からもらったPSVITAとホラーゲーム。『夜廻』
六時間無心でプレイしたところ、最終局面直前にバグが起きてデータが飛ぶ。
次の日再び六時間かけてゲームクリア。
ハマりにハマって三周ほどアイテムコンプリートした時点で封印。
ゲームやったら命と時間が削れることを再確認する。
最高に面白いので自制が効くホラー好きな方にオススメしたい一品。
【amazon】

今年8月に続編『深夜廻』が出るも本記事の内容の通りになる可能性が限りなく高く、現在課題が山積みなため購入していない。
初回限定版が欲しくて仕方ない。
時間とお金が許せる時に購入予定。楽しみ。

*
ゲームをやってはいけない人というのは、ゲームにのめり込む人である(オチ)

2017.10.4 chikana

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