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弟子屈で『居心地のいい図書館』を一緒に作りませんか? Vol.6

みなさんは図書館って何をするところだと思いますか?
・本を借りる
・読書をする
・調べものをする
・勉強をする
パッと思いつくのはこんなところでしょうか?
確かに多くの人がこのような使い方をしている思います。
これだけの機能でいいのであれば、本がたくさん並んだ本棚と本が読める机と椅子があればいいわけですが、全国各地にはこれだけではない図書館がたくさんあります。
今回はちょっと外に目を向けて、他の町の図書館ではどんな取り組みが行われているのかを一部ですがお伝えします。

サードプレイス

全国にはサードプレイスとしての役割を果たしている図書館があります。

サードプレイスって何?
「第三の場所」を意味するサードプレイスは、自宅や学校、職場とは別の居心地のいい居場所の事です。
ストレス要因が多い現代社会において、ストレスから解放され一時的にでも自分らしくリラックスして過ごせる場所として昨今注目されています。

サードプレイスの条件には以下のものがあります。
・リラックスできる
・誰でも入りやすい
・仕事や勉強ができる
・安心感がある
・いつでも行ける
この条件、図書館にどれも当てはまると思いませんか?

通常図書館は静かにしなくてはいけませんが、サードプレイスでは会話も重要な要素となります。
そこで、おしゃべりをしたり、お菓子を食べたり、またカードゲームやボードゲーム等が置いてあったりと、コミュニケーションの場となるスペースを提供している図書館が各地に出来てきています。
弟子屈町も放課後子供たちが行ける場所があまり無いので、親も子供も安心して過ごせる居場所があるといいですね。

カフェ

これはご存じの方も多いと思います。
今は飲み物を飲みながら本が読める図書館が増えています。
中にはお酒を提供しているところもあるそうです。
そしてそんなカフェには大抵ゆったり座れるソファがあります。
おいしいコーヒーを飲みながら、座り心地のいいソファに座り、ゆっくり読書をする。
これは居心地がいいはずですね。

託児サービス

子育てママさんに向けたサービスです。
無料で1時間お子さんを預けることができ、お母さんはゆっくり本を読んだり、調べものをしたりできます。
子育て中って四六時中子供と一緒に居なくてはいけないので、たとえ1時間でも自分1人の時間が過ごせるのって、とっても嬉しい時間だと思います。
子育て中のストレスや孤独の解消にもなるのではないでしょうか?
また、移住者等の子供を預けることができない人にも優しいサービスになる気がします。

様々な活動の場

ボランティアやサークルの活動の場として利用されている図書館もあります。
活動をするための個室が完備されていたり、なかには調理室があるところもあるようです。
地域交流の場としての役割も備えているんですね。
そこに住む人の得意が伸ばせる場所としても活用できそうです。

運動スペース

図書館なのに運動?と思う方もいるかもしれませんが、図書館の中にボルダリングの壁があったり、体育館と併設している図書館もあります。
定期的な運動は集中力を上げる効果があるそうです。
新しくできる複合施設もプールが併設なので、近いものができるかもしれません。

余談ですが、健康寿命って知ってますか?
健康寿命とは簡単に言うと健康な状態でいられる期間です。
歳を取っても介護の必要がなく自立した生活が何歳まで送れるかがポイントです。
運動で体を、読書で頭を鍛えれば、健康寿命が延びる確率がグッと上がります。死ぬまで自立した生活を送ることができたら最高ですよね。
医療費や介護費も減るので、その分の浮いた税金を子育て等の他の分野に回せるメリットもあるんですよ。
町民の健康寿命が伸びることは間接的に町づくりにもつながっているんです。

各種イベントの開催

弟子屈町図書館でおはなしはらっぱさんが読み聞かせを行っているように、様々なイベントやワークショップが行われるのも図書館の魅力です。
イベントは数えきれないほどあるので、気になる方は調べてみて欲しいのですが、実際にやれたらいいなぁと思っているものをご紹介します。

ビブリオバトル
参加者同士で自分の気に入った本を持ち寄り,その本の魅力を紹介し合う書評ゲームです。発表参加者が一人5分間で1冊の本を紹介し,それを聞いた参加者とディスカッションを行います。全ての発表が終わった後,どの本が読みたくなったかを基準に,参加者全員で投票を行って勝者を決めます。

ビブリオバトルは年齢も性別も関係なく、本をきっかけに話をする機会ができ、遊びからコミュニケーションにつながる楽しいゲームです。
これなら話をしても大丈夫な場所さえあれば出来るので、弟子屈町でもできそうだなぁと思っています。

イベントは参加するだけでは無く、主催者側になることもできます。
学校や職場ではなかなか出来ない体験や地域交流の場ともなります。
アイデア次第で無限に広がりそうですね。

まちじゅう図書館

こちらは図書館を飛び出して、お店やカフェ、オフィスなどのちょっとしたスペースに、店長や経営者、スタッフのお気に入りの本を展示し、訪れた人に自由に読んでもらい、本を通じた会話を楽しむ図書館です。
お店の一つひとつが図書館で、店長1人ひとりが館長です。本と出会い、人とふれあう交流型の図書館です。
この取り組みを“まちじゅう図書館”と呼んでいて、まちじゅう図書館マップや目印となるフラッグをお店に掲げて、町を盛り上げる活動として行っています。
長野県小布施町から始まったこの取り組み、今では全国各地に広がり、北海道でも恵庭市が行っています。
誰もが本を読んだり、借りたりできる場所がたくさんある町って素敵ですよね。

このように図書館にはまだまだたくさんの可能性があります。
図書館は地域のコミュニケーションの場にも、困っている人を助ける場にも、健康づくりの場にもなる、様々な顔をもった場所なんですね。
まさに『文化の発信の場所』だと思います。
さて、弟子屈町の新図書館はどんな図書館になるんでしょう?
ワクワクしながら完成を待ちたいと思います。

公式ラインのご案内

みなさんとの交流の場として公式LINEを作りました。
興味のある方はご登録下さい。
・私たちの活動の報告
・図書館や町のイベント等のお知らせや参加者の集約
・みなさんの意見を聞く場
として発信してします。
※ただ不満を言いたい方、怒りをぶつけたい方等はご遠慮下さい。


弟子屈で『居心地のいい図書館』を一緒に作りませんか?Vol.7へ続く….



※"palette~ここから繋がる町づくり"は図書館に思いのある人たちが集まった小さな団体です。
あくまでも弟子屈町非公式の団体であることをご了承下さい。
また、現段階で決定している弟子屈町の計画はそのままに、+αの部分で関わりたいと考えています。
弟子屈町と共に歩み、作り上げて行く考えであることをご理解下さい。


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