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ことばにするということ

久しぶりの休日
午前中に少し活動して
エネルギーが切れる
珈琲を淹れる
読みかけの本を開く

そう過ごしていて今 ふと気づいたことがある
私のあたまの中は からだの中は こころの中は
人一倍沢山の言葉で溢れかえっているということ

昔から自分の思いをことばにして出すことが下手くそな私
それがずっとコンプレックスだった
頭でことばを組み立てるうちに
思いをそのままの形で伝えられないことに気づき
悔しくて ひとつも言葉が出なくなる
丁寧に丁寧に、余計なことばを沢山並べてしまう癖は今も抜けない
国語の成績だけが我が誇りだった頃
小論文模試で学年下から6番になった事がある

だけど今、突然頭の靄が晴れた

翻訳できないことばが世界に溢れているのと同じように
私の中にあることばたちは 私にしか翻訳できないことばになって
ここにある
だから、いつも他人に伝わることばを見つけられない
一方で そんなもどかしさに喜びを感じているのだと
その景色を味わっているのだと

今までは自分だけで 抽象画家のように楽しんできたけれど
こんな大発見をしてしまったからには
伝わらないもどかしさを 受け取りきれないもどかしさを
誰かと共有できる人間になりたい
伝えようとするひとりと
受け取ろうとするひとりとが揃えば
そこにまた新たなことばを生むような
そんな素敵な気すらしてくるわけで

おそらく大人たちには このnoteにも
小娘の語彙力の薄さだけが映るだろうけど
これは私のことばであって
あなたたちのことばではないから
それでよいのだと

ほらまた、余計な補足をしてしまう癖が。
伝えるって難しいなあ

なんてことを考えた、今日この頃です

0805

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