ひらひらと
鼻先を掠めて
君の掌に落ちる

温かな体温に
すぐに消えて
わずかに
雫が残るだけ

けれど
また
飽きもせずに
いくつも
落ちてくる

自分の想いみたいだと
諦めたように笑うと

君は不思議そうに
首を傾げた

ごめん
君の手を
雫で濡らす

俺の想いを
許して
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