乃木坂46 36枚目シングル選抜発表を受けて
乃木坂46の36枚目シングルの選抜発表が先日行われましたので、感想を。
・全体的に
三期生全員選抜という異例のシングルから、いつも通りのミーグリ序列通りの選抜へ、という人選でした。
35枚目シングルのミーグリ完売表は、下表の通りです。完売が速い・多い順に並べています。
緑色が36枚目の選抜、黄色がアンダー。こうした表にすると一目瞭然です。三期生の個別免除組に加えて、上から順番に入れて行っただけ。良し悪しの評価はともかく、いつも通りです。
五期生は9人が選抜入り。何やら騒いでいる人もいましたが、三期生も四期生も通って来た道です。それぞれ9人、10人が入った作品がありました。
六期生がたくさん入る頃には、同じように騒いでいる連中がいることでしょう。ファンも運営もこれをひたすら繰り返すつもりなのかな、とやや辟易してしまいますが、言っても仕方ないのでしょうね…
・金川紗耶さん
私の推しである金川紗耶さんは、無事に選抜復帰となりました。体調面の不安はまだまだ消えませんが、とにかく元気に乗り切って欲しいです。パフォーマンス面では何の心配もありませんので…
恐らく夏のツアーでも、選抜とアンダーの扱いの差は健在でしょう。その点では、選抜に入っていることで出番、見せ場が多くなると予想されるのは、ファンとしては素直にありがたいです。
・センター
センターは、二年連続で井上和さん。
選抜発表の少し前に、五百城さんがマクドナルドのCMに起用されたことや、前日の『音楽の日』でフロントに入っていたことから、もしや五百城さんがセンターか、と思ったのですが、それはありませんでした。
二年連続は確かに目新しさにはやや欠けるかも知れませんが、力量的に何の問題もないのは間違いありません。昨年よりは楽しんでツアーを回ってくれると嬉しいです。
・初選抜&久々選抜
アンダーから即選抜復帰のメンバーは除くとして…
まずは、29枚目以来の選抜となった中西さん。
選抜復帰まで2年が掛かってしまいましたし、この2年間を『美しいストーリー』として片づけるには、本人が負った心の傷は深すぎるのではないか、と思えてなりません。
それでも、何か得たものはあるはず。それを大事にしつつ、更に前に進んで行って欲しいです。もともとの力量からすれば、ある程度後景に回るのも、しっかり存在感を出すのも、思いのままのはず。隣の川﨑さんと共に、しっかり役割を果たしてくれるでしょう。
そして、小川さん。いきなりフロントとは思わなかったので、驚きました。発表時点では頭が追い付かず、
(あれ、誰が残ってるかな…)
なんて思っていましたが。
これだけの抜擢は近年記憶にないですが、これまで示して来たパフォーマンスには何の文句もありません。歌とダンスの双方での高いパフォーマンスという意味では、五期生トップだと私は思っています。
ビジュアルは正直、一向に大人っぽくなる気配はなく、むしろ幼さが加速しているようにすら見えますが、その落ち着いた振る舞いと真摯な姿勢をメンバーが称賛する機会も、増えているように思います。
そして、六期生の加入が近い今は、抜擢する最後のタイミングだったとも思います。あんまり言いたくないですが、ミーグリ売上面で新規期生の加入の煽りを一番受けるのは、それまでの最年少メンバーです。
放っておけば六期生に呑まれかねないので、ここでブーストを掛けるのは、十分アリな選択です。まあ、ミーグリ偏重の選抜選考をやめれば良いだけだろ、とも言えますが…
・お試し枠
今回、私が主張して来た『お試し選抜枠』はありませんでした。
予想段階では私は、奥田さんの選抜入りを予想していました。
ただ、ほぼ同列の評価と思われるメンバーとして、十三次、十四次と遅くはなったものの30部全完売を達成した、黒見さんと林さんがいました。
この三人は、個人的には甲乙つけがたかったです。
僅かながらも最も全完売が速かった、黒見さん
全完売し、かつアンダーセンター後の選抜入りがまだな、林さん
完売数(発売数)は少ないものの、対外的に大きく名前を売った、奥田さん
結局は選抜枠自体が前作から一つ減り、誰も入ることはありませんでした。
これは恐らく、阪口さんと清宮さんが卒業して人数が減ってしまうアンダーの充実を目指したということだと思います。
また、仮に奥田さんが選抜入りすれば、アンダーの五期生は岡本さん一人になってしまうので、これを避けようとしたのではないか、とも思えます。
ただ、もう一つ抜本的な変化として考えられるのは、『お試し選抜枠の廃止』です。お試しで選抜入りしたメンバーのうち、大きく完売数を伸ばしたのは、30枚目の弓木さんと金川さん、31枚目の林さん、の三人だけで、それ以降はさほど完売数を伸ばしたメンバーは見られません。お試しで選抜に入れても完売数が伸びないのであれば、制度自体の効果がないと判断されてもおかしくないでしょう。
これは、次作以降である程度動向が見えて来るはずなので、もう少し待ちたいと思います。
・個別ミーグリ免除
このシングルでの変化は、遠藤さん、賀喜さんが個別ミーグリ不参加になったこともあります。「スケジュールの都合」とされていますが、これはいわゆる、通算400部完売による個別握手会・ミーグリ免除制度の対象となった、ということでしょう。
賀喜さんは振替分が結構あるはずですが、既に売上は計上済という意味で、400部完売達成と扱われたのだと思われます。
私は、この個別免除制度が四期生にも適用されるのかどうか、オンライン化の影響により制度が変わったりしていないか、やや不安だったのですが、乃木坂運営は目先の売上に目がくらんでゴールを動かすほど愚かではなかったようで、ホッとしました。
私の集計に過ぎませんが、田村さん(35枚目終了時点で392部)は今作で、筒井さん(同361部)は次作で、400部達成となるでしょう。それより少ないメンバーは、六期生加入の影響を受けつつ、積み上げて行く必要がありそうです。私の推しの金川さん(同281部)もその一人です。
なかなかしんどい道のりとなりそうですが、私がミーグリでお金を費やすような応援をするのは、金川さんが最初で最後です。金銭的な限界はありますが、悔いのないよう応援したいと思います。
・アンダー
現時点ではアンダーセンターの発表はないですが、私としては、柴田さんのセンターを期待しています。彼女の歌唱力を活かすべきだと思うからです。もちろん林さんでも良いですが、林さんは既にセンターを経験済。その点で、柴田さんが優先されるのではないかと思います。
奥田さんも、もちろんパフォーマンスに問題はないですが、舞台が忙しくてセンターとして制作に関わるのは難しかったのではないか、という意見がTwitterにあり、それに同感です。
三期生の場合は、卒業センターとなることが予想されるため、勘弁して頂きたい。今年はもう三人も卒業したんだから、しばらく良いだろう、と思いたいです。ファンの側の勝手な主張に過ぎないのですが…
・曲について
もう前作のミニライブも終わったので言ってしまいますが、少なくとも私はどんな曲が来ても、前作以上にガッカリさせられることはないです。バスラでの初披露を配信で見ていた時の失望感は、酷いものでした。
「行くべき道はファンが決めてくれる」
と語っている秋元康のこと、さすがにもう一度同じようなクソダサい曲を持って来ることはないでしょう…また狙い過ぎて外すかも知れませんが、多少の冒険は許容します。
・今後
まだ早いですし憶測ながら、次作はアルバムだろうと思います。そしてその期間で、六期生のお披露目とミーグリ初参加、となるのではないでしょうか。
『Time flies』の発売から3年が経っていますので、今までのパターンとしては、頃合いです。
また、アルバムミーグリは発売部数が少ない(15部)ので、六期生の初参加としては負担が少なく済む、ということもあります。実際は、6部か9部程度(1日2,3部)の参加になるのでしょう。
アルバムは単価が高く、状況によってはファンの出足は鈍くなりがちですが、新規メンバーを参加させることで更に買わせることが出来る、という効果もあります。
個人的には単価が高いだけの無用の長物(今どき誰もが、自分でプレイリストを組んでいるはずなので)のアルバムは歓迎出来ないですが、覚悟だけはしておきます。
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