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北海道旅行記2023冬

みなさんこんにちは。リーブルです。
ゲームと旅行と乗り物が大好き。
旅行は特に北海道が好き。乗り物は特に新幹線が好き。
今回は2023年2月に行ってきました真冬の北海道旅行についてウザいくらい書いていきます。

先に書いておきますが、15000字ほどあるので最後まで読む場合は覚悟してください。

1日目:北の大地へ

北海道から遠い遠いところに住んでいますので、まずは飛行機で新千歳空港を目指します。

新千歳行の飛行機は、北海道の航空会社「AIR DO(エア・ドゥ)」
さすが北海道と言うべきか、機内サービスでホタテ出汁をいただくことができました!これがもう美味しいのなんの!

さて、北海道の大地が見えてまいりました。見渡す限り雪景色です。
凍えるような寒さと真っ白な雪。これを味わいたくて北海道にやってきたのです。

新千歳空港直結、寒い思いをせずにJR新千歳空港駅へ!
北海道と本州の大きさ比較パネルが常設されています!デカい!
このように新千歳空港駅はいきなり北海道の「ヤバさ」を教えてくれます。

さて、わたくし鉄オタですので行けるところは極力鉄道で移動します。
今回の旅行は北海道をぐるっと一周するようなルートです。しかしこの広大な北海道、きっぷを買うだけでとんでもない出費になってしまいます。
そこで購入したのがJR北海道のフリーパス!
27000円ほどのお高いパスですが、JR北海道の在来線全線に7日間乗り放題!しかも特急にも何回でも乗れて、指定席にも6回まで座れちゃいます!お得~!このフリーパスを買うのは3回目くらいですが、私は毎回推定6万円分くらい乗っています。

唐突ですが…特に本州にお住まいの皆さん。JRって、最強無敵の巨大会社!…みたいなイメージ、無いでしょうか。ところがJR北海道は違います。潰れそうです。いや、普通だったら潰れていますが、国の支援があってどうにかやっている非常に苦しい会社です。「JR北海道」って、「JRの北海道支社」じゃないんです。「JR東日本」も、「JR西日本」も、「JRの東日本支社」や「JRの西日本支社」ではありません。「同じJRを名乗っているものの、各々独立した会社」です。だからあなたのそばのJRがめちゃくちゃ元気でも、JR北海道は潰れそうな会社です。鉄オタの私からの勝手なお願いです。私は光の部分も闇の部分もすべてひっくるめてJR北海道が大好きです。皆さんも北海道を旅することがあれば、ぜひともJR北海道を利用してあげてください。

さあ、やってきました札幌駅!今回、札幌はメインの目的地ではありませんが、お安いビジネスホテルはあるし、特急列車の始発駅だし、いつも札幌にはお世話になっております。
そんなかんじで何度も訪れている札幌ですが、これまで来たのは夏と初冬だけ。2月の真冬の札幌に来るのは初めてです。
この日はたしかマイナス7℃!寒い!寒いなぁ!…と、この時は思っていました。

今日の宿泊先は「JRイン札幌北二条」!
JRインとは、JR北海道のグループ会社が運営するビジネスホテルで、駅近もしくは駅直結、そして一部を除いて大浴場完備の嬉しいビジネスホテルです!
札幌北二条はちょっとだけ駅から遠いのですが、その代わり比較的お安い。もう札幌の自宅と言っても過言じゃないくらい利用しています。

大浴場のそばにあるラウンジスペース!コーヒー紅茶が飲み放題、本を読みながらのんびりできるステキ空間です。

さて、夕食のお時間です。今回の旅行は帰りの飛行機に乗るだけの最終日を除いて5日間。となると宿代も食事代も結構なものになります。いくら旅行といえどもあまり贅沢はできません。
でも北海道らしいもの食べたい!そんな時の我々の味方が北海道のローカルコンビニ「セイコーマート」、通称「セコマ」です!
大手コンビニでは到底経営が成り立たないような僻地にまで店を構え、北海道各地の美味しいものを集め、調理・販売し、我々のお腹を満足させるとともに地域を活性化させる、北海道と共に生きるステキなコンビニなのです。
本日のセコマ飯は「北海道産牛乳の海老グラタン」と「北のポテトサラダ」!美味しくないわけがないんですよね。

お腹いっぱいだし眠りについても良かったのですが、今後何度真冬の札幌に来れるか分かりません。お散歩に出ることにしました。
これは「北海道庁旧本庁舎」、通称「赤レンガ庁舎」です。承知の上で来たのですが、改装工事中で幕がかかっていました。が、写真入りの幕なのが粋な計らい。
「Pokémon Legends アルセウス」を遊んだ方なら、なんか見覚えがあるのではないでしょうか?

そこから後ろに目をやると、こんな煌びやかな景色が。
赤レンガ庁舎は火災にあって修復されたりしているものの、明治時代からここにあります。札幌の発展していく姿を見守ってきた存在と言えましょう。
赤レンガ庁舎ができたばかりの頃は、殺風景な景色だったのではないか。
それが今ではこんなにも光り輝いている。
なんだか余所者の私にとっても感慨深い話ですねぇ。

夜遅い時間になり、冷え込みが厳しくなってきました。
さっさと寝ましょうね。おやすみなさい。

2日目:大雪原を駆け抜けて

おはようございます。朝の札幌駅です。
この堂々とした佇まい。私の大好きな駅です。

今日最初の目的地は旭川駅ですが、出発までまだまだ時間があります。時計台見たり、札幌の街をぶらついていましたら…

発車時刻ギリギリになってしまいました…いつもだったら乗る前にどんな列車に乗るか写真を撮るのですが、撮る暇も無く…
誰だよ!出発までまだまだ時間があるとか言ってたヤツは!

で、見てくださいよこの線路の様子。ほぼ雪です。こんな状態でも普通に列車が走るし、なんなら120キロくらいスピード出します。これが北海道なんですよ。すごい。

旭川駅に到着です。天井が高く、壁もほぼガラス張りのホームなので旭川の街が見渡せるステキな駅です。

私が乗った列車ではありませんが、特急大雪(たいせつ)号が止まっていました。
この車両はキハ183系という列車で、2023年3月に引退しました。つまり私が旅行した当時は引退直前の最後の姿だったわけです。
これも後日乗りますが、今日はお預け。

旭川は木工が盛んな街。北海道土産の木彫りの熊、あれは旭川が発祥なんだとか。
そんな旭川の顔となる旭川駅は、木の温もりが感じられる温かみのある作りとなっています。

…が、外は寒い!この日はたしかマイナス十数℃!う~ん、これでこそ真冬の北海道ですよ!防寒着くんが優秀なおかげで助かっています。

旭川駅前を流れる忠別川(ちゅうべつがわ)はこんなかんじ…一部凍っています…
私がヒカキンさんだったら飛び込まなければいけないと思うのですが、私はヒカキンさんではないので飛び込みませんでした。

で、私が旭川駅に来た目的はこれです!この駅蕎麦を食べたかったのです!
この蕎麦は「幌加内蕎麦」といって、その名の通り「幌加内町(ほろかないちょう)」で採れたお蕎麦です。
幌加内は蕎麦の名産地なのですが、かなりの秘境のため北海道外で幌加内蕎麦を見かけることは滅多にありません。
ちなみに幌加内がどれほど秘境なのかというと、あのセイコーマートが無い市町村です。離島にもあるあのセイコーマートが無いのです。ヤバい。

さあ、旭川駅での目的を果たしましたので、次なる目的地へ!
この列車は特急宗谷(そうや)号!(本当は「サロベツ号」なんですが、ほぼ同じものなので宗谷呼びで行きます)
日本の北の果て、稚内へと向かう宗谷本線を走る列車です。
そしてこの車両はキハ261系と言いまして、私の大好きな車両なんですがそれを語りだすとあまりにもマニアックになりすぎるのでやめておきます。
一言だけ言うと、ステキなディーゼル車です!(電車じゃないよ!)

ディーゼル車ですから、ガガガガガ…とバスやトラックのような音がします。車内は若干の古さを感じますが、新幹線のように快適空間です。

旭川駅で買っておいた私のお気に入り、「緑茶 うらら」です。私は「モルペコ茶」と勝手に呼んでいます。
JR北海道のグループ会社が発売しているお茶なので、北海道でしか手に入りません。

わっさむ!

わっさむ!!
はい、途中駅の和寒駅です。寒そうな和寒の写真撮れて嬉しかったです。
いや、ホントに寒いですよ…寒いんですけど…
北海道はその寒さゆえ、室内や車内では暖房を焚きまくります。暑いくらい焚きます。もう焚きに焚きます。
なので体の芯まで温まってしまって、薄着になってもまだ暑いくらい…
この写真は開いたドアのところから撮ったのですが、これでようやく涼しいくらいでした。だんだん北海道に染まってきています。

車窓の景色は時折現れる街以外はずっとこんなかんじの雪原です。言葉でどう表現したものか、ただただ美しいですねぇ…

ところで窓に何かくっついているのがずっと気になっていたんですが、どうやら引っ掛かった水がそのまま凍ってしまったもののよう。
やべー、やっぱ寒いんじゃん。車内はこんなにポカポカなのに。
この断熱性はさすがJR北海道と言ったところです。

目的地に到着。降り立った駅は美深(びふか)駅。
この日の明け方にマイナス29℃を観測していたそうで、戦慄しながら列車を降りました。私が到着した時間は15時頃だったので、マイナス20℃前後で済みましたが。
いや、マイナス20℃だって充分やばいよ。ちゃんと防寒着を着直して降りましたがすごく寒いです。地元の人曰く、マイナス10℃台が当たり前の冬の美深町でもマイナス20℃台後半はなかなか無いとのこと。美深町が一番寒い日に来てしまったようです。真冬の北海道を味わいに来た私にとってはご褒美ですけどね。寒いけど。

美深町は人口約4000人の小さな街。札幌から約3時間、旭川から約1時間半。
言い方は悪いですが、僻地で不便で豪雪地帯で、都会にはあって当たり前のあらゆるものがありません。
しかし、美深には美深にしかない不思議な魅力がたくさんあるのです。
広大な自然?昔ながらの景色?そんなものはどこの田舎町でも見られます。今日の目的地は、そんな美深でしか見られない魅力的な景色のうちのひとつです。

ここは民宿「青い星通信社」。人の気配の無い雪原にぽつんと佇むレンガ造りのステキなホテルです。
数十年もの間廃墟だった建物をリフォームして作られています。つまり、人の手無しで数十年もの間、美深町の厳しい寒さと豪雪を耐え抜いてきた建物で、人工物でありながらも美深の大自然の景色と見事に調和しています。

中はこんなかんじです。レンガと言えば赤いレンガを想像すると思いますが、ここのレンガは他では見たことのない青みがかったグレー。
この不思議なレンガがとても気に入って、ここに来るのは2回目。おまけにこの年の夏にももう1回来ています。物好きめ…

そしてここのコンセプト?は「Tourist Home & Library」、旅人の家であり書斎。そんなコンセプト通り、共用スペースには様々な本が並んでいます。
世界の果てのような誰もいない平原にいつも温かく佇み、ステキな物語を見せてくれる場所。ここはそういうホテルです。

もちろん個室もありますよ。3室あるうち、今日は「風笛」というお部屋。
枕元の大きな窓から宗谷本線の列車を眺めることができるお部屋です。瞑想室のような不思議な小部屋もあり、個人的には青い星通信社の魅力が最も濃く味わえるお部屋だと思っています。
どのお部屋もベッドも暖房もトイレもシャワーもありますが、あえてテレビは置かれていません。Wi-Fi環境はありますけどね。

晩ごはんまで時間があるので、お散歩に出ました。
青い星通信社の魅力は建物だけではありません。その周りの景色もなんだかステキなのです。人の気配は感じないけれど、荒れ放題とか無秩序なんていう印象が無く、美しい姿だけを見せる雪原。まるで物語の中にいるような気分です。

そばを流れる天塩川(てしおがわ)が凍り付いていたので渡ってみました。
大きな川で、おまけに周りに人が全くいないので落ちたらたぶん死にます。
…が、氷は実に安定していました。地面があるとしか思えないくらい安定していました。記事にする以上ドキドキするシーンがあっても良いのでしょうが、ヤラセができない正直な私です。
川の対岸のあたりだけかろうじて凍らずに流れていましたので、せっかくですから手を洗ってみました。冷たい!手の感覚が無くなる!
けどこれも冬の北海道ならではの楽しみです。(楽しみなのか?)

青い星通信社へと戻ります。なんと美しい夕空でしょうか。

さあ、晩ごはんのお時間です!青い星通信社では、豪華な料理や特殊な料理は出てきません。オシャレに仕上がってはいますが、頑張れば自分でも作れそうなお料理だけ。
でも、それが良いんです。人の気配の無い平原にぽつんと佇むあたたかい家。そんな場所で食べる料理なのですから。

いっしょにいただきましたビールです!
こちらのビールは同じ美深町にある「美深白樺ブルワリー」というところのもの。全ての銘柄がそうなのかは分かりませんが、白樺の樹液を使ったビールなのだとか!
これも「美深にしか無い不思議な魅力」のひとつです。

ところで、青い星通信社に来るとオーナーさんとお話が盛り上がるのですが、今回は別の部屋に泊まっていた地元の方ともお話しました。地元の人しか分からないであろう話題をたくさん聞くことができて、とても楽しかったです。

お腹いっぱい、心ホカホカ…薪ストーブで体もホカホカ…
このままベッドに潜り込めば、気持ち良く眠れそうです…

などと言わないのが私です。マイナス20℃を下回る雪深い平原なんてこの先何度来れるか分かりません。今しか見られない景色を見るために外へ出ました。寝なさいよ。

皆さん、雪明りってご存じですか?
豪雪地帯は真っ白な雪のおかげで夜になっても遠くの景色がぼんやりと浮かび上がるのです。
しかし、それは人が住んでいて明かりがある場所だけの話です。ここは人家も街灯もほぼ見当たらず、あたり一面真っ白な雪に覆われているというのに遠くの景色なんて見えません。写真が明るく見えるのはスマホのカメラが優秀だからです。
青い星通信社から眺めた空は、星がたくさん輝いていました。私の自宅からは見えない星ばかりです。同じ空を眺めているはずなのに。
ここへ来ないと、見えない星がある。ここへ来ると、見落としている大切なものに気が付くことができる。青い星通信社はそんな場所だと思っています。

30分くらいお散歩しましたが、お散歩前に60%くらいバッテリーが残っていたはずのスマホが寒すぎて電源落ちました。今まで見たことのないエラーメッセージを出しながら。寒すぎだろ。

戻ってきました。いやぁ~寒かったです。たしかマイナス22℃くらいでしたからね…
手の感覚が死にましたし、関節もスムーズに動きません。しかしポッカポカな薪ストーブのおかげですぐに復活です。
ポカポカなお部屋でそろそろ眠りにつきましょう。おやすみなさい。

3日目:雪山を超えて

おはようございます。起きて窓の外を見たらこれです。ここどこ。
一応昨日からこんなかんじでしたが、さらに酷くなっています。

青い星通信社は朝ごはんもシンプル。けどやっぱりどこかステキなんですよねぇ…

ごはんを食べたらまたお散歩に出ました。引きこもってろ。
ところでこの景色、ポケモンDPの217番道路に似てますよね。

昨日上を渡った天塩川です。白い。白すぎる。こういうのが見たかった!

青い星通信社でもっとゆっくりしたいところでしたが、次の目的地に行くため美深駅へ戻りました。北海道の僻地は列車の本数が少ないから柔軟にスケジュールを組みにくいのです。それでも愛してるぜJR北海道。
それにしても、とんでもない雪ですよね…これでも列車が走れてしまうのが北海道です。すごいなぁ。

さて、目的地へ行くには旭川駅で別の特急に乗り換えるのですが、旭川での待ち時間がかなり長くなる見込みだったので、待つくらいなら普通列車に乗ってみるか。と思いまして、一旦名寄(なよろ)駅で降車です。

ということで今から乗る普通列車、型式はキハ54です!これも大好きな車両なんですが、マニアックにならないよう語りは差し控えます。これもディーゼル車です。

さあ、出発です!…と思ったら。
エンジンが大きな唸り声を上げるものの、列車が前に進みません。雪に阻まれているみたいですね…
最初はどうなることかと思いましたが、なんだかんだ3分後くらいに無事出発できました。雪国のつらいところ。

列車は途中、塩狩峠(しおかりとうげ)という場所を通ります。言ってみれば山越えです。果ての見えない上り勾配の線路を、列車はディーゼルエンジンを唸らせながら少しずつ、少しずつ登っていきます。
田舎町を鉄道で巡る醍醐味が詰まっている景色ですねー。特急では見られない景色。普通列車に乗り換えて正解でした。

さて、旭川駅へと戻ってまいりました。いつ見てもステキな駅ですね。

偶然、新型電車の試運転に遭遇しました。ラッキー。
これは737系電車。この年の5月に営業運転を開始した電車です。営業している路線は札幌から南の苫小牧・室蘭方面なので、旭川駅にいる姿は営業運転が行われている今現在でも激レアです。
鉄道車両はわりと濃い色、強い色が多用されがちですが、737系電車は淡い桜色で、奥ゆかしい色使いであるがゆえに鉄道会では鮮烈なデザインをしています。

さあ、旅の続きです!続いて乗るのは特急オホーツク・大雪(たいせつ)です!
旭川駅から網走駅を結ぶ石北本線(せきほくほんせん)を走る特急で、そのうち他路線に乗り入れて札幌まで直通するものがオホーツクを名乗ります。
で、今日はちょっと車両が特別です!この紫色が特徴的な車両は「ラベンダー編成」と呼ばれ、普通の座席だけでなくラウンジスペースも備えた観光列車にも使えるステキ車両なのです。ちなみにこれもディーゼル車。

これは過去に乗った時の写真ですが、ラウンジスペースはこんなステキ空間です!自由席扱いなので誰でも乗れますよ。まあ大人気席なんですけどね…

石北本線はかなりガチめの雪山を通り抜ける路線です。めちゃくちゃ寒そうな景色ですが、車内は相変わらず汗が出そうなほどポッカポカ。
なんとも贅沢な体験です…

突如、列車が汽笛を鳴らしまくりながら急ブレーキ!これはさては”ヤツ”が出たな!と思ったらやっぱりいましたエゾシカ!
鹿ブレーキはJR北海道あるある。轢いてしまったら数十分運転中止もザラですが、今回は数秒で動き出したので轢かなかったみたいです。よかったよかった…

そしてやってきたのは遠軽(えんがる)駅!今日の目的地は鉄道が無い場所にあるので、ここから先はレンタカー旅となります。昔は鉄道があった場所なんですけどね…

遠軽駅は石北本線の途中駅であるにも関わらず、行き止まりになっています。線路がY字状に配置されていて、片方は旭川方面に、もう片方は網走へと伸びています。「スイッチバック」というやつですね。
しかし、かつては行き止まりでなく、その先にも線路が伸びていました。
名寄本線(なよろほんせん)と言い、オホーツク海沿いに出て海岸に添うように北上し、途中で内陸に進路を変えて名寄を目指す路線でした。
名寄本線に添うようなルートの道路もあり、名寄本線廃止後も道路の方は生き残っています。そして、道路からは時折ですが名寄本線の跡を見ることができます。自動車旅で写真が撮れないのでお見せできないのが残念ですが…
名寄本線は廃止から30年以上経ちますが、廃線跡は思ったよりも健在でした。草木が生い茂りまくっているものの、意外と形を留める盛り土。ペンキが剝がれまくっているものの、意外とサビていない鉄橋。
近くで見たらボロボロなのかもしれませんが、遠くから見る分にはほんの少しの手直しとレールの敷設だけで復活できるんじゃないかと思えるほどに綺麗に見えました。
そして廃線跡と反対方向に目をやれば、オホーツクの海が見えたり、広い雪原が見えたり…名寄本線の車窓は絶景だったんじゃないでしょうか。乗ってみたかったなぁ…

途中、パーキングエリア的な場所に寄りました。「流氷岬」の看板の通り、運が良ければ流氷が見られるのですが、自然現象なので時の運。気候変動の影響もあり、流氷の海を見られるチャンスは年々減っていっているそうです。まあ、それ抜きにしてもこのへんは流氷をせき止める地形が無いので、なかなか流氷は見られません。

夏だったら楽しそうな原生花園も雪の下です。なんもねぇ…

今日の宿泊先はこちら!雄武町(おうむちょう)にあります「ホテル日の出岬」です!あ、写真は翌朝撮ったものです。到着時点では真っ暗でした。
北海道北部は正直苦しい地域で、まともなホテルを探すのは一苦労です。そんな中、こんな立派なホテルがあるだなんて感動しかありません。
調べてみると雄武町の出資があるようで、町の公共施設としての一面も兼ね備えているようです。納得。

運良く予約できた、ちょっと良い部屋に一人で泊まれるプランでしたので、ひとり旅にはもったいないくらいのお部屋に宿泊です!いつでも設定されているプランではないそうなのでとてもラッキーでした。
わりと最近改装されたばかりの、木の温もりがステキなお部屋。もちろん、北海道あるあるの激強暖房も完備です。最高だねぇ…

夕食付プランでホタテ丼!お値段ほどほどなのでお味も期待しすぎてはいけませんが、しかし「あの値段でこれ食べられるのか…」と思うほどではあります。

大浴場もステキです。オホーツク海側はほぼ全面ガラス張りで、温まりながら海の景色を見られます。まあ、夜だったので窓がクソでかい温泉だということしか分からなかったですが…
あ、大浴場も改装されたばかりらしいのでとても綺麗でした。露天風呂もあるよ。塩化物泉なので傷口に沁みます。イタタタ…

売店で売っていた乳製品がおいしそうだったのでお買い上げ。
「おこっぺ」とは、雄武町の隣町「興部町」のことです。う~ん、読めない地名ばかりですね~。
お腹いっぱい、体ポカポカになってよく眠れそうです。おやすみなさい。

4日目:流氷の海へ

おはようございます。こちらはホテル日の出岬です。今更ですが、ホテルの名前になっている「日の出岬」って、なんでしょうね?
これはホテルのそばにある、オホーツク海に面した岬の名前です。夏はキャンプ場として人気があるそうです。
で、「日の出岬」と名前がついてるくらいですから、それはそれはすばらしい日の出の景色が見られるのではないかと思ったわけです。
もしかして人気スポットかも…!?早くロケハンしないと! と思った私は、夜だか朝だか分からない真っ暗な空の下、外出するのでした…
5:30くらいでした。ゆっくり寝てなさいよ。

日の出岬に到着!見てください、海にはたくさんの流氷が押し寄せています!これを見たかった!手で触ることもできました!
…が、寒いです。美深町と違ってマイナス10℃台ではあるのですが、海からビュンビュン吹きまくる湿った風が非常に冷たく、体感温度は美深町よりも寒いくらいです…!
それでも素晴らしい日の出が見られると信じて、必死でこの寒い中を耐え抜きます…さあ、日の出の景色はどうだったのでしょうか!?

すばらしい…!!
濁りの無い真っ白な流氷は、黄金色の太陽に、真っ青な空に照らされ、色とりどりに輝いていました。
そんな景色を見て、私は「白って200色あんねん…」と、ただただ感動するばかりでした。

この日の日の出は6:30頃とされていましたが、水平線付近が曇っていたことから7時ちょっと前に太陽が顔を出しました。それから30分ほど写真を撮りまくって7:30頃にホテルへと戻りました。
………
ホテル出たの5:30なんですけど…こんなクソ寒い中に2時間もいたの!?
このあたりから私の温度感覚が本格的に壊れていきます。

温かいホテル内に戻ってようやく手とかいろんなところの感覚が消えていることに気が付きます。体中の関節もギシギシです…
が、激強暖房と美味しい朝食の力で瞬く間に復活していきます。人間意外とどうにかなるなる。

そして朝風呂であったまります。昨日は見えなかったオホーツク海の景色が良く見えました!
大浴場で温まりながら日の出を見ても良かったのでは?と思いましたが、あの距離で流氷を眺められたからやはり外へ出て正解だったと思います。あと、流氷が溜まっていたのはホテルから見て岬の向こう側だったので、大浴場からはあまりよく見えないというのもあります。

ホテル前の巨大カニオブジェに別れを告げ、次なる目的地へ向かいます。
リピートしたくなるとても良いホテルでした。

昨日来た道を戻るように南下し、興部町の道の駅おこっぺにやってまいりました。目的地ではなくただの寄り道ですが。
興部はかつて名寄本線が通っていた町で、ここは昔は鉄道駅でした。路線の廃止後、興部町は鉄道の無い町となり、興部駅は道の駅へと姿を変えました。
そのためか、ここには鉄道車両が休憩所?として保存されています。しかし、豪雪の冬季間はブルーシートで覆われ、大量の雪に埋もれ、鉄道車両があるとは分からないような状態になります。

ということで…
ここでは何も
してません…
(なんか牛乳 買った気はする)
(突然の短歌)

さあ続きましては砕氷船「ガリンコ号」です!興部町からオホーツク海に沿ってさらに南下した紋別市(もんべつし)のガリンコタワーにあります。

流氷が浮かぶ港を出発!もっともっとたくさん流氷が浮かぶ沖合へと向かいます。

人が写らないようにするの大変なほど人が多かったです。大人気観光船ですね。

一番人気のスポットはやはり正面の景色が見える窓!

きたきたきた!!

突入!!

はぁ~、すげぇ。
白って200色あんねん。(感動)

激強暖房完備で寒い思いをすることなく流氷の景色を楽しめるガリンコ号ですが、物足りなくなったらデッキへ出ましょう!ノーガードでビュンビュン吹いてくる真冬の海風を楽しめます。なかなか厳しい風ですが、意外にもデッキも人多しです。厳しい海風に吹かれるのもガリンコ号の醍醐味なのかもしれません。

ガリンコ号は3階建て。最下階は間近で流氷を見ることができます。
迫力タップリ!

戻ってきました!寒いのに苦手な人でも流氷を楽しめるステキな観光船でした!

続いてやってきたのは同じ紋別市内にあります紋別漁師食堂!
海鮮料理が味わえます!

ホタテとカニとイクラのどんぶり!!正直お安くはないですが、お値段相応の味と鮮度とボリュームです!う~ん、おいしい!!!

再び車をブーーーンして遠軽へと戻ってきました。
この岩山は瞰望岩(がんぼういわ)と言い、遠軽のシンボル的存在です。昨日乗ってきた石北本線の車窓からも見えるので、これが見えると「ああ、遠軽だなぁ」と思う人は思うのです。

遠軽駅から再び次の街へ!再び石北本線へと乗ります。

はしょりにはしょって、到着しました網走駅!これにて石北本線は完乗となります!
駅名標を見るとまだ続きがあるように見えますが、網走から先は釧網本線(せんもうほんせん)という別の名前がついた線路なので、本当に完乗です。釧網本線も明日乗りますよ!

ここまで乗ってきました「キハ183系」です!
2日目のところで書いた通り引退直前の車両で、良い思い出にはなりましたがやはり古臭さが否めなかったのは正直なところ。惜しくはありますが置き換えになって妥当だなぁという印象でした。
今までどれだけの人々を運んできたのでしょう。私もその一人になれて嬉しかったです。お疲れ様でした。

今日の宿泊先はドーミーイン!お部屋はちょっと良いかんじのビジネスホテルな印象ですが、温泉大浴場とその他いろいろ嬉しいサービス盛りだくさんでビジネスでも旅行でも大満足なホテルです!

晩ごはんは網走駅で買ったいくら数の子弁当!海鮮丼ばっか食べてるな。節約しようね。
今日は楽しかったですが体力を使いまくった一日でした。ゆっくり温泉に入ってゆっくりと眠ります。おやすみなさい。

5日目:北海道のあたたかさ

おはようございます。朝の網走です。この川はドーミーインの裏手を流れる網走川。凍っています。北海道の冬って感じですねぇ…

そういえばドーミーインはこんなかんじで網走市内では結構高い建物で、この最上階に温泉があります。小さいながら露天風呂もありますよ。
軽くお散歩して、朝風呂へ行きました。
露天風呂で体の芯まで温めて、お湯から上がって火照った体を真冬の北海道の空気で冷ます。
目の前には凍った網走川。こんなに寒い街の中で、それでも元気に働いたり、遊んだりしている人々。高い建物なのでオホーツク海も見えます。
深く深く深呼吸をすれば、くっきりと冷たい感触の冷気が肺に、体に満ちていきます。
サウナブームの中で「ととのう」という言葉が流行しましたが、これが真の「ととのう」なのではないだろうか…と思うほど心地良い体験ができました。皆さんも真冬の北海道の露天風呂で、レッツととのい。

さあ、今日も鉄道限界旅!網走駅へと戻ってきました。

今日乗る列車は釧網本線でオホーツク海を眺める観光列車「流氷物語号」です!

流氷物語号はここ数年ファミコンソフトの「オホーツクに消ゆ」とコラボしています。ゲームの舞台が網走周辺であることにちなんで、ということらしいです。
知名度的にも年齢層的にも正直攻めたコラボだなぁと思っていたのですが、数年やっているということはそれなりに反響があるのでしょか。すごい話ですね。
このあたりの鉄道は沿線人口が少ないこともあり、利用者数が非常に少なく、JR北海道が「いくら公共交通と言っても赤字が酷すぎてやっていられません!」と言っているくらいなのですが、今日の網走駅は流氷物語号に乗るための人で大行列ができていました。新宿駅かな?

2両編成の流氷物語号は立ち乗りの人までギッシリで大盛況。中は普通列車がちょっと綺麗になった程度のものなので、指定席を取ったから良かったものの、ギッチギチで若干地獄の様相を呈していました。新宿駅かな?
通勤ラッシュの山手線のような流氷物語号は、ディーゼルエンジンの唸り声を上げながら網走駅を出発します。

流氷はやはり自然現象で時の運。今日はあまり流氷は押し寄せていませんでした。数日前は大量に押し寄せていたらしく、本当に時の運だなぁと。
しかし流氷が無くとも海沿いの車窓の景色というのは見ていて楽しいのです。

流氷物語号は途中、北浜駅へと停車します。
特に何もない駅ですが、後ろに見えるのは展望台。ちょっと高いところからオホーツクの海を眺めてみましょう。

何もないのに、なんだか絶景でしょう?海沿いの駅って良いですよね。

あ、ところで…私この時半袖です。…いやいやいや、違うんですよ。車内が激強暖房と人でギチギチなものだから暑くてですね…?体の芯まで激熱にされたから暑くてですね…?
と言い訳をしますが残念ながら半袖は私しかいません。マイナス20℃の雪原の風やマイナス10℃の強い海風を浴びすぎたせいで壊れてしまっています。
人間とはなんと脆い生き物だろうか。

列車はこの先の線路をまだまだ先へと進みます。遠くに見えているのは知床でしょうか。良い景色ですね~。

海の反対側に目をやれば広い野原と斜里岳(しゃりだけ)の姿が。これも絶景でした。

列車はは終点、知床斜里駅へと到着しました。このまま1時間弱待てば網走へと戻る流氷物語号に乗ることもできますが、私はこの先へと進みます。

続いて乗るのは快速「しれとこ摩周号」
これはちょっと停車駅が少ないだけのマジの普通列車なので特に面白いところはありません。
私と同じ目的なのか、たくさんの人が乗り込んでいきます。1両編成の列車はまたもやギッチギチの山手線みたいな混み方になりました。
1時間ほど乗車し、標茶(しべちゃ)駅を目指します。…この満員の列車に1時間…?う~ん、過酷ですね~。
しかし、だからこそ近くにいた人との話が弾みました。遠くから観光で来た人、地元の人…私が行ったことのない遠い場所のお話や、私が生まれる前のお話などなど…それはそれはいろいろなお話ができました。
この列車も激強暖房が効いていますが、そんな激強暖房よりも心がポカポカになったように思います。

さあ、標茶駅へ到着です。やはり皆さんここを目指していたようで、ゾロゾロと降りていきます。新大阪駅かよ。

さあ、次の目的はこちら!「SL冬の湿原号」です!

やっぱりSLはかっこいいですね!なんと昭和15年。客車のほうもレトロな仕上がりながら、内装は最近リニューアルされたばかりで快適ステキな列車です。人気列車につき満員のため、残念ながら写真を撮れていません。

SL列車は日本各地で走っていますが、冬の湿原号の特徴は何といっても真冬の雪原の中を走るということ。他では見られない景色です。

で、これは珍しいというかツッコミどころなんですが、これどっちに向かって走ると思いますか?
なんと写真右側に向かって走ります。向き逆じゃねーか!
SLが常に正面向きで走るには転車台、要はターンテーブルが必要なのですが、釧網本線には転車台が残っていません。そのため、冬の湿原号は上り列車は普通に走るのですが、下り列車では後ろ向きの機関車が先頭になって走行します。

冬の湿原号のヘッドマークです。鶴が描かれていますね。
釧路湿原は丹頂鶴(たんちょうづる)が名物。もちろんいつでも簡単に見られるわけではありませんが、楽しみです!

さあ 冬の湿原号、出発です!
心の準備ができていても驚くくらい大きな汽笛の音をあたりに鳴り響かせ、SLはゆっくりと走り出します。

観光列車はお食事も楽しい!車内販売で地ビールとプリンをお買い上げ!いただきます!
標茶は酪農が盛んな町で、プリンの味ももちろん最高!ビールももちろん美味しかったですよ!

人気列車につき、ボックス席相席です。一緒になった人たちとのお話も楽しかったです。

車内販売にはするめもあり、石炭ストーブの上で焼くことができます。焼いたスルメを相席の皆さんと分け合って、さらに話に花が咲きます。
美味しいものを食べながらの雑談ってどうしてこんなに楽しいのでしょう。今日会ったばかりの人たちなのに、ずっと友達だったみたいに話し込みました。

あ、そうそう。丹頂鶴は見れたんでしょうか?

至近距離では難しいですが、めっちゃズームできるカメラならこの通り!
うおーーー、すごい!鶴だぁ!!
鶴だけでなく、エゾシカくんも出てきます。というかエゾシカくんはマジで警戒心がゼロに等しいのでそこそこ至近距離でめちゃくちゃ見ることができます。
鶴やエゾシカが見える度、車内はわっと盛り上がります。車内のみんなで一緒になって楽しんでいるような、そんな空気がとても楽しいのです。

冬の湿原号は終点、釧路駅へと到着しました。
本当はゆっくりと釧路を楽しみ、旅の余韻に浸りたいところでしたが、明日の帰りの飛行機に乗るためそんな暇も無く特急列車へ乗らなければなりません。
ここまでご一緒してくださった皆さんに別れを告げて、釧路の街を離れます。本当に楽しい一日でした。

やはり鉄道限界旅ですので、およそ5時間列車に揺られます。
釧路駅のコンビニで買ったおにぎりを食べ、お酒を飲んで、おつまみ食べて…あっという間に外は暗くなりました。景色も楽しめない長旅です。ゆっくりと眠りにつきました…

そしてやってきました千歳駅。今日の宿泊先は…

千歳駅そばの「JRイン千歳」です!JRイン、大好き。
疲れた体に大浴場がとっても嬉しい。コンビニも近いので、夜食にも困らない。最高です。でも節約しようね…
さて、これで北海道旅行も終了。あとは明日の帰りの飛行機に乗るのみ…
急に寂しさがこみ上げてきましたが、旅の余韻に浸りながら眠るとしましょう。おやすみなさい…

エピローグ:心はいつも北海道

帰りの時が来てしまいました。6日間なんて長すぎるだろうか、と行く前は思っていたのに、振り返ってみればたった6日間でした。
しかし、体験した出来事を振り返ればとても6日間のこととは思えません。まるで1か月、あるいはもっと長い日々のことにさえ感じます。
こんなに忘れがたい旅、今後何度できるのでしょうか。

同じルートで旅をしても、何が起こるかは人それぞれです。
しかし、ひとつだけ自信を持って言いたいのは、鉄道旅だったからこそこれほど印象深い旅ができたのだ、ということです。
鉄道が好きで良かった。心からそう思えた旅でした。

唐突に鉄オタ話になりますが、JR北海道は利用者が少なく、将来的には廃線の選択肢も避けられないと言われる路線も少なくありません。今回の旅で乗った路線もほとんどがそれに該当します。
実際にバス転換と共に廃線になった路線も少なくありません。もちろん反対する人もたくさんいましたが、議論を重ねた末の決定ですので、今更感情論は意味を持ちません。どんなに歴史があっても、どんなに思い出があっても、バスで足りる路線は廃止してしまうほうが良いのです。

しかし…これほど忘れがたい思い出をくれた鉄道路線が消えて行くのは惜しい。私にもそんな感情はあります。
でも、残念ながら感情論は意味を持たないんです。
ですから、鉄オタの私からの勝手なお願いです。私は光の部分も闇の部分もすべてひっくるめてJR北海道が大好きです。皆さんも北海道を旅することがあれば、ぜひともJR北海道を利用してあげてください。
今回の旅が面白そうだと思ったら、北海道の旅が面白そうだと思ったら、ぜひともJR北海道を利用してあげてください。

締めの言葉代わりに、JR北海道の社歌「北の大地」の一節を引用して終わりといたします。

停まった駅ごと 変わる人たち
どこかでかならず また逢える
北の大地は みんなのふるさとだ
君は今 北海道

JR北海道 社歌「北の大地」より

北海道旅行記2023夏 完

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