自己満足と揶揄されようとも
先日、推しにファンレターを書くことを決心した話を書いた。
モチベーションがあるうちに行動してしまおうと、かなりご無沙汰な封筒と便箋を用意して、下調べと下書きをはじめた。
そして下書きをしていてあることに気づいた。
字面がきれいじゃない。いや、正直に言えば汚いのだ。
内容としてはポジティブ系感想文になってしまったので、読んでもらっても問題ないように落ち着いたものの、ただでさえフツーの感想文なのに字面が汚いと読んでもらうのに悪印象を与えてしまいそう。と考えた瞬間フリーズしてしまった。
いまからペン習字やボールペン習字なんて習っていたら、いったいいつ投函する日を迎えるのか、途方もない時間がかかりそう。ヤル気スイッチが入っている今のうちに出したい。スピード勝負だ。
そこで出した結論が『有償でも構わないから代筆を頼む』ということ。
そこで「代筆」でググってみたところ、いくつもヒットした。その中でスキルマーケットと呼ばれるスキルの売り買いをするWebサービスの上場大手にたどり着いた。そのWebサービスで幾人かの代筆スキルをウリをしている方の中で、経歴や見本、これまでのWebサービスでの実績、口コミなどを拝見し、とある方にお願いすることにした。
見積依頼から始まり、その見積依頼の中でスケジュール感、費用感についての相談をして、正式にその方に依頼決定。こちらの書きたい内容ができあがっているので、1週間程度ですべてが完結した。Webサービス上でやり取りができるのもよかったし、その方との連絡スピードが迅速だったのもあり、利用して非常に良かったと思った。そのほかにも個人情報の取り扱いだったり、支払い方法についてもかなりシッカリしていたので、安心感もあった。
本日、できあがりの成果物(代筆してもらった封筒と便箋)が自宅に到着。
Webサービス上のメッセージにて成果物の写真を見せてもらっていたが、第一印象は『字がきれい、ってこの時代だからこそアドバンテージになるスキルだなぁ』ということ。ペン習字、習わないと。
成果物を手にして思い出したのが下調べの時。ファンレターの書き方についてググっていたところ、宛先が芸能人であれ漫画家・小説家であれ、ファンは似たような悩みを抱えており。同じような質問がYahoo知恵袋にのっていたりするわけです。送って迷惑じゃないでしょうか、とか、読んでもらえるんでしょうか、とか、どんなことを書けばいいんでしょうか、等。
そんな質問の中に、こんな回答があった。
「それって(ファンレターを送るって)、あなたの自己満足でしょ?」
と揶揄されていると感じる回答だった。
傍から見れば確かに自己満足の行動かもしれない。
SNS全盛期で、推しも自分の作品についてYouTubeでファンの動画を見ている話がインタビュー記事に乗っていたので、Twitter(現X)も見ている可能性は高い。
また現在発売中の最新作は賛同も多いけど、前作に比べると批評(悪く言えば完全否定)も結構見かける。だからこそ楽しく遊んでるよー、開発大変そうだけど応援してるよー。という声をネットではなく手紙というツールでその思いを伝えたい。
それが米粒一粒分でもいいから、推しの仕事へのモチベーションになってくれたらうれしいことはない。
明日、きれいな切手を買いに郵便局に行って投函してくる。
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