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nanaの復活の第一歩

離婚後、4人の子どもと全く会えなくなり寝られなくなり、食べられなくなり、17キロ体重が落ちて泣いてばかりいた自分が、這い上がれたきっかけを伝えたい。

心配していてくれた姉が、読売新聞の記事を見つけて、私と同じ子どもと会えなくて苦しんでいる人達が集まって、活動と自助をしてる会が近くにあるから行ってみたらと言われて、行動を起こしました。

行く前に、まずはどんな場所でやっているのか確認したかったので、近くに住んでいる妹に、一緒行ってもらいました。
行ってみると、古い平屋で玄関も木の引き戸で入り口から怪しい感じ。
宗教みたいに一度入ったら抜けられないみたいな場所だと怖いから妹に初回は一緒に参加して欲しいと頼みましたが、断られるくらい・・・
結局は、両親が一緒に行ってくれることになり、参加することが出来ました。

そこでは、自助を行ったあと、作った食事とお酒を飲みながら食事会を行っています。
私が行った時は、五人ほどの方がいて自助の初体験をしました。
それまでは、離婚をして子どもに会えなくなり苦しんでいるのは、自分だけだと思っていました。
ところが自分と同じ苦しみを抱えた人達が、私の辛い気持ちの話を真剣に受け止めて、「そうだよね」「辛かったよね」と共感してくれただけで、一気に気持ちが楽になったのを覚えています。

1人のお子さんがいる方に、「4人子どもがいるんだから、わたしの4倍会える確率が高いんだよ」と声かけてくれた時は、本当に救われました。

他の当事者さんが、どのような状態でどんな気持ちなのかも聞くことができて今後、どうしていったらいいのか相談できる場所が出来たのです。
自助の後は、簡単な食事と用意されていたお酒を振る舞ってもらいました。

その会に行くまで、1年半くらいの間は、胃痛が酷く気持ちも辛くて食べ物が喉に通らなかったのに、みんなと一緒に食事を美味しいと思って楽しく食べられたのです!
週一回、そこにいくのを励みにして前向きに生活出来るようになりどん底人生から這い上がれたのです。

前向きに元気になれるきっかけになりました。
今現在も、その活動や自助で出来た仲間との繋がりが一番自分の中で大切になっています。

私と同じように、生きていく希望も失ってしまうくらい子どもと会えなくなり苦しんでいる方が、 次から次へと参加してきます。
入ってきた時は辛くて仕方がない顔をしていた当事者が自助で辛い思いを吐き出し、食事をみんなですることにより元気が出ます。
今現在も、和んで明日からの活力になるように、私は食事作りを中心に関わっています。
「この会に来て、どん底で苦しんでいた所から這い上がれた。感謝している。」と言ってくださる方がいます。
これからも、1人でも多くの人をこの会で救うことができたらいいなと思い参加しています。

くにたち子どもとの交流を求める親の会>
2020年8月現在は第一木曜日、第三木曜日19:30から21:00まで自分の辛い思いを伝えてアドバイスをもらう自助を行ったあと、作った食事とお酒を飲みながら食事会を行っている。
https://m.facebook.com/kunitachivisitation/

現在は、コロナウイルス感染症の為に、zoom開催をしています。

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