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【世界一周】ウズベキスタンの相手を思いやるやさしさ

29歳、仕事辞めて世界一周に出ています。
世界は広くて、相手を思いやる心に溢れていると思った。
場所はウズベキスタン・サマルカンド。

世界一周20日目あたり、まだまだ世界一周を始めてから1ヶ月も経っていないときに2カ国目の国、ウズベキスタンに辿り着いた。意気揚々とタシケントの空港に降り立ち、ホステルにチェックイン。新しい硬貨に新しい言語、そして可愛らしい街並み。

すべてが新鮮な気持ちでウズベキスタンでの1日目をスタートした

レジスタン広場にて

7月上旬、気温は40度近く灼熱の中で歩いているときに出会ったアイスクリーム屋のお兄ちゃん。一緒に日向ぼっこしていたら、次の目的地まで一緒に行こうと話す。楽しそうなお誘いに意気揚々と行く!と二つ返事する。道中なぜか怒涛の食トレが始まる…ハンバーガーから始まり(昼食食べたばかり)アイスクリーム、謎のドリンク×3、そしてスイカ、追い討ちのアイスはさすがに阻止。食トレは謎だったが、言葉も通じない旅人にご飯をご馳走してくれる、その行動が本当に嬉しかった。

はっぴーからの転落、階段から落ちる

ウズベキスタン1日目のはっぴーな気持ちを胸に、タシケントから電車でサマルカンドに移動。その道中に悲劇が、、なんとタシケントの駅の階段で大きなリュックを背にして盛大に転びました。綺麗なお姉さんが小さく叫んでかけよってくれた。泣きたい気持ちだったがまわりに心配かけないように起き上がり、足を引きづり瀕死になりながら電車の席に着く。電車で足を確認すると足の腫れがひどくなっていた。車内で冷やすものもない。恥ずかしながら今まで怪我をしてこなかったから対応方法もわからない。ネットにも繋がらない。絶望の電車旅スタート。

サマルカンドに到着

サマルカンドに到着してからも泣きたい気持ちでいっぱい。
足は痛いし、階段を転んだという虚しさ、世界一周はじめたばかりに歩けなくなるのではいかという恐怖。足が折れてたらこのままサマルカンドから日本に帰国かあ、航空券高そうだなあ、ギプスで世界一周できるのかなとかあらゆる妄想空想に走る始末。

怒涛の優しさに出会う

レジスタン広場にて

気分が沈んでいてタクシーの客引きもうるさい。愛想笑いもできなくて、本当にうざいって感情を全力で顔で表していた。でも、ネットもないからタクシー呼べずに客引きについていく。あんなに顔でうるさいって言ってたのに、タクシーの運転手さんは道中、SIMカード屋さんに連れて行ってくれるだけではなく、薬局で翻訳アプリを駆使して一緒に薬を探してくれたり、医者にも連れて行ってくれようとした。異国の地で言葉も通じない中、薬を探す不安を取り除いてくれた。ありがとう。

歩いているだけで声をかけてくれる優しさ

サマルカンドにきてずっとホステルに篭っていたが、お腹は空いてくる。お腹を満たすために食料を求めて外を歩いていたら、2人組のひとに話しかけられる。今回も翻訳アプリでずっと会話をきていたところ、足どうした、これから一緒に薬局に行って薬を買おうと申し出てくれた。ウズベキスタンには湿布もなくて、なにを買うべきなのかわからかったからありがたい申し出。全部通訳してくれて痛め止めを買ってくれた。元気だしなってビールもくれた。

ウズベキスタンのやさしさに救われて、世界一周に前向きになった

バザールでのお買い物風景

もし日本で足を怪我している人をみたらどうするか?言葉も通じないひとに出会ったときにどうするか?日本にいたころは、きっと関わらなかったかもしれない。どこからきたの?って興味も湧かず、旅にでて自分の国にきてくれたことに嬉しさも感じず、ただ出会わなかったかもしれない。

そして、見ず知らずのひとに見返りも求めず、やさしくすることができなかったと思う。ウズベキスタンのひとのやさしさに触れて、恥ずかしがらずもっと人と関わってありがとうを返していきたい。旅の序盤で心を挫いたけれど、それ以上のやさしさに出会えて救われて、今後の旅や出会う人たちに寛容になろうと思えるようになった。

#やさしさに救われて

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