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【情報の伝え方】それ、嘘ではないけど…。

発信される情報・広告・宣伝、それらは発信元に利益をもたらすような方法で伝えられることがあります。
虚偽に当たることはしません。ただ角度を変え切り口を変え、表現を変えるだけで、嘘つくことなく発信元に有利な流れをつくります。
事実を平面でなく立体でイメージしてみてください、どこに立ってそれを見るかで形は変わります。
情報に敏感でいるつもりでも、実は情報弱者として上手く搾取されている、なんて事が起こり得るのです。

最も大切なのは情報収集力

何か目標を達成しようとした時に、計画を立てる事と継続する事が大切なのは、皆さんご存知でしょう。
けれど最も大切な事は、的確な情報を収集する事です。
「努力は報われる」という言葉がありますが、実はこれ省略された言葉だと私は認識しています。
省略せずに言うと「正しい方向へ向かって必要な努力をすれば報われる」でしょう。
目標設定からそこへ向かう道筋を決める段階で、必要な情報を集め、正しく段取りを組むこと。それをしなければいくら頑張って進んでも「あれ、ここどこ?」てところに辿り着いてしまいます。

巷にあふれる「?」な表現

1、「レタス1個分の食物繊維」と言う様な〇〇何個分という表現→そもそも比較に持ち出すほど豊富なんですか?
ちなみにレタスは食物繊維が豊富に含まれてはいない。
2、「〇〇成分1000mg配合」と言う表現→グラムに直したらたったの1gでしょ。必要摂取量と比較してきちんと判断しましょう。
3、「筋肉増強成分HMBがプロテインの○○倍」→プロテインが分解されてアミノ酸に、アミノ酸の一種ロイシンが代謝されてHMBに。そりゃHMBだけ抽出してるんだもの、同じ量なら何倍も摂れるでしょうね。
4、「糖類0」「砂糖不使用」→糖類は糖質の構成要素の1つです。糖類0=糖質0と言う意味ではありません。
また、砂糖不使用はあくまでも砂糖を使っていないと言うだけです。砂糖=ショ糖で、他の糖類は含まれている可能性があります。

知っているのと知らないのとでは大きな差

企業は自社の製品が売れるような情報発信の仕方をします。スポーツ選手や芸能人もスポンサーの利益を考慮した発言をします。
それ自体は悪いことではありません。私たちがそれを知った上で、様々な角度から情報収集し、的確に判断することが重要です。
「知っていれば得をする」にとどまらず「知らなければ損をする」事が度々あります。
少し踏み込んで調べるだけで、目標達成に大きく近づいたり、生活の質を高める事にも役立ちます。
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