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【乳がん闘病記:79】やっとくか。子宮内検診に行ってきました。

8月。
梅雨明けした途端、信じられないくらい暑い日が続きますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?

さて、前回の闘病記で2年目の検診を無事クリア!したかと思いきや
ちょっと待った、がかかったところまでお話していました。
今回はその続きです。

主治医の先生は大丈夫と思う、と仰って下さいましたが
万が一、の可能性を心のどこかで心配しながら過ごすより
ここはキッチリ調べてハッキリさせてスッキリした方が絶対いい。
(意味もなく韻を踏んでみました)

では検診行ってきます、と先生に告げると
「必要なら紹介状も書くから、病院決まったら教えて。」
と言って頂き、早速病院探しスタート。

実は、婦人科検診
ちゃんとした病院で受けるのは初めてで。
過去に一度、町の健康診断で子宮頸がん検診を受けたことはあるけど
それも10年以上前のこと。

病院、どこがいいんだろう・・・。
友人知人に尋ねようかと思いましたが
病院って相性っていうものもあるし
今回も自分の直観で「ここがいい!」と思えるところにしたいな、と思って
まずは自分で調べてみることにしました。
が・・・

なかなか「ここだ!」と思う病院に出会えない・・・。
1軒、ここ相性良さげだな、と思った病院があったのですが
予約がいっぱいで私が受診出来る曜日時間は1ヶ月以上先でないと空いてなくて。

どうしよう。やっぱり誰かに相談するか。
それかもう、適当なところで手を打つか。
数日調べてそう思い始めた矢先
やっと出会いました、「ここだ!」と思える病院に。

それは小さな産婦人科医院。
むか~しからあるっぽいレトロな感じの建物。
院長先生は恐らく60代後半?という女医さんで
何とこのご時世にHPもない、という昭和感満載の病院。

最新式設備、キレイ、HPが整っている、を
受診する病院選びの決め手としていた私ですが
沢山の情報を見比べて
何故かここが一番信頼出来る、と思えました。

電話してみると受付の方の応対も良い感じ。
翌週の予約が取れたので、主治医の先生に伝えて診断書も一応書いてもらいました。
そして検査当日。

何せ久しぶりの婦人科検診なので
痛いのかな。痛くないといいな。
もし何か見つかったらどうしよう。
ドキドキしながらレトロチックな病院のドアを開けました。

受付はお母さんのような包容力のある笑顔の女性。
電話応対された方かな?
その空気感にちょっと緊張も解けました。
名前を告げて問診票を記入して
即、診察室へ。

迎えて下さった院長先生はこれまた優しげで
イメージ通りの穏やかな雰囲気を称えた方。
柔らかい目線で紹介状と私を交互に見て
「乳がんの術後検診で子宮に見える影の検査、ということですね?」と仰って「はい。」と応えると
そのまま診察台へ促されました。

「下着を外してこちらにお座り下さい。」と言われて
そっか、下は脱がなきゃなんだ、とここで気付いた私。

しまった、スカートで来るべきだった。
着慣れたGパンで来てしまった・・・。

躊躇ったけど仕方ない。
Gパンも下着も脱いで、開放感たっぷりの下半身で診察台へ。

初の本格的な子宮内検診スタート。
感想はと言えば・・・・

「痛かった・・・。」

私が極端に
痛いのが怖いタイプだ、というのがありますけどね。
検診始まってすぐ
「うっ!!痛いっ!痛いっ!」と声に出したら
局部麻酔のゼリー塗ってくれました。
そこからはだいぶ楽になりました。

「痛いですよね。ごめんなさいね、ごめんなさいね。」と
穏やかな先生の優しい声で冷静さをキープし
検診は何とか終了。

検診が終わり診察室に戻ったら先生より
「お疲れ様でした。すみませんねぇ。怖かったでしょう?」と
優しい微笑みで声をかけて下さって
「いやもう、すみません・・・痛いのが苦手でちょっと緊張しすぎたかも。」
照れ笑いで返すしかない私。

そんな私の返答を聞いた後、先生は検査結果の書類らしきものに目を落としながら一言
「大丈夫ですよ。」と。

え?という顔を私がすると
「子宮壁が厚くなってるかも、子宮に影らしきものがあるかも、という懸念があると紹介状にありましたが
子宮壁も問題ないし、影に見えるものも腫瘍ではありません。
でも一応病理検査には回しますが、まず問題ないと思ってよいでしょう。
正式な検査結果は一週間後くらいに出ると思います。
検査結果がもし悪性腫瘍を懸念するものであればこちらからご連絡しますが
問題なければ特に連絡はしません。
が、紹介状を頂いた病院へは検査報告は全てお送りします。
なので今通ってるクリニックに次回行った時に結果は教えて頂けると思いますが
検査結果をすぐに聞きたい、ということであれば、お電話頂ければ直接ご案内もさせて頂きますよ。」

優しい穏やかな顔で
しかし歯切れよく分かりやすく説明して下さる先生。
その内容、そして声や表情で
あぁ、本当に問題ないんだな、と心からホッと出来ました。

ここで検診受けて良かったです。
妥協せず、納得がいく病院を探して良かった。
これで大腕振って2年目検診もクリアしました~!って言えます。

検診は乗り越えたけど
こんなドキドキはもう味わいたくないので
今後も健康に気を付ける生活を心掛けなきゃな、と今回思いました。
健康は数値や画像で推し量るものだと気付いた今
おかしなものが画像に映ったり、検査の数値に異変が起こらないように生活しなければ。

ではまた次回の闘病記で。
もう、ここに書くことないよ~というくらい平穏な生活にそろそろなりますように(笑)。




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