【乳がん闘病記:48】十字架3つ。放射線治療の準備。
29日から始まる放射線治療に向けて、CT検査を受けに病院へ行ってきました。
病院に行ったのは昨日27日なんですが、昨日はオリンピックのソフトボール決勝に夢中でnote書いてる場合じゃなくて(笑)
なので今日28日、CTやその他先生や看護師さんから聞いた説明色々をまとめて書きます。
26日、看護師さんからの説明で
放射線中は上半身裸か、売店に売っている不織布の検査着なら着用可、とのことで
検査着253円だったので購入して昨日のCT検査から早速使用しました。
その不織布に着替えて通されたCT検査室。
でも手術前のCT検査室と違って、CTも撮れる放射線の機械がある部屋、といったところ。
何の為のCT検査かというと
放射線を当てる角度や位置を決めるためのものらしいです。
内臓は見る必要がないから、今回は造影剤は入れません。
ちなみに放射線治療って
私、漠然と健康診断の胸のレントゲンを撮るイメージで
立ってレントゲンの板を抱えるようにして息吸って止めて・・・みたいな感じだと思ってたんですが、全然違いました。
「どういう機械を使うかと言うとですね」
一昨日の診察室で、先生が机の隅っこにあった白い小さな模型を手に取り私の目の前に置きました。
「この真ん中の部分に寝て頂きます。そして周りのこの機会がこんなカンジで動いて・・・検査で決めた位置から放射線を当てるんです。」
中央の細長いベッドを取り囲む輪っか状のモノをクルクルと動かしながら、先生がそう説明してくれました。
私の場合は、恐らくこの角度になります、と
先生がイラストを元に説明して下さいました。
そのイラストがコチラ↓
右の図はCTの画像に合わせて
仰向けの体を下側から覗いた状態の図なので左右逆っぽくなってます。
大量の放射線が内臓に当たってしまうと、それはそれで深刻な病気を発病してしまうことになります。
なので放射線は、出来るだけ肋骨より上の、必要な皮膚や筋肉部分にピンポイントで当てなければならない。
だから角度や位置を慎重に決める必要があり、CTで事前に照射のポイントを確認してマーキングする必要があるらしいのです。
CTは両腕を上げて寝ているだけなので超らくちんです。
放射線技師さん2人、放射線科(がん治療専門)の看護師さん、そして放射線科のお医者様
横たわった私を囲んで何やら打ち合わせをしていましたが、「ではマジックで印を入れていきますねー」とキュキュッと胸の下あたりにペンを走らせたり、何かヒヤッとするものを当てられたり、最後は印が消えないための?スプレーをシュッとかけられて、10分くらいで終了しました。
家に帰って見て見ると
胸の下左右の外側と中央に黒ペンで書かれた十字マークが3つ、胸の上側中央に縦線が1つ。
銃の照準みたい。
他を傷つけないように、必要な場所に必要な角度で必要なだけ。
なんだか凄腕スナイパーの暗殺テクニックをイメージしてしまいますね。
ちなみに私は手術の傷にクリニックでいただいた傷がきれいに治るテープを貼っていて
クリニックの先生からは「恐らく放射線治療中は剥がして、と言われると思う。そしたらその指示に従って下さい。」とのことでしたが
前日看護師さんにテープを見せて相談すると
「そのテープだったら貼ったままで大丈夫ですよ。傷は出来るだけ保護しておきたいでしょうから。」と言って頂いたので剥がさずに済みました。
でも、テープの種類や位置によっては剥がす必要はやはりあるみたいです。
検査が終わって着替えた後
最後に放射線を受ける時間を看護師さんと打ち合わせます。
基本的には平日毎日、同じ時刻に放射線を受けなければいけません。
どうしてもその時刻に来れない日があれば変更も可能らしいけれど
変更の相談は前日しか出来なくて、しかも希望時間に変更出来るとは限らないとのこと。
同時に何人もの患者さんが毎日治療を受けているんですもんね。
基本的には枠は変更出来ない、と思っておかなくてはいけないんですね。
ですので、一番変更しなくても良さそうな時間枠を、とのことで
候補枠の中から14時半を選択しました。
県外の皆様、レッスンに行ける時間に出来なくて本当に申し訳ありません。
9月こそ、必ず!!
さて、明日29日からいよいよ放射線治療スタート。
どんな治療?肌は?その他副作用は?アフターケアは?
次回はその辺を分かる範囲でお伝えしていきたいと思います。
自分の治療や生活は何とかなるので、もしサポート頂けましたらご支援は近くの保護猫支援団体に寄付させて頂こうと思います。ネコ達に沢山生きる力をもらってきたから、せめてもの恩返しに。