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【乳がん闘病記:23】帰還しました!手術無事終了。

皆様!
多大なるご声援、有難うございました!!
ワタクシ、無事手術を終え
現在noteを書けるくらいに体調も回復しております。

さて今回は、昨日、手術日の朝から手術無事終了までの話を書きます。
あわや手術中止!?のちょっとしたハプニングがありました。

手術日当日6月18日
朝7時半に起床し、9時に予約したタクシーで病院へ。
予定よりだいぶ早く到着しましたが
すぐに手続きが始まり病室へと案内されました。
今回お世話になる私の部屋↓

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意外と明るくてキレイ。そしてもったいないくらい広い。
窓の外には緑が見えるし
入院期間もここなら快適に過ごせそうです。

看護師さんによる検温・血圧測定。
血圧は少し高いけど、手術前で緊張しているからでしょうね、と言われ
私の手術は14時からなので
1時間前くらいになったら手術の準備でまた来ますね、と出ていかれました。

10時過ぎだからまだ4時間近くある。
スーツケースを開けて中身を全部使いやすい場所にしまって
術後用のお水を買いに行ったついでに入院病棟を軽く見学して
それでもまだ11時。

その後、栄養士さんがアレルギーなどの確認に来られたり
看護師さんが様子を見に来られたり
なんだかんだと対応しているうちにお昼になり

何だか眠くなってきたなぁ・・・
そう思っていた13時頃
ダダダッと看護師さんがやって来て

「Yさん、手術時間が変更になりました。
14時の予定でしたが前倒しで13時45分からになります。
20分頃に手術着に着替えて血圧と熱計ります。」

えぇっ!
ここでも前倒し!?

貴重品を金庫にしまって
出していた荷物類を脇に片付けて
加圧ソックス履いていたら看護師さんがお二人で登場

どうやら一人は新人さん。
麻酔が効きやすくなる筋肉注射をするというので
ちょっとドキドキ。

そして血圧測定&検温。
ここで事件は起きました。

熱、37度4分。

えっ!!
ええ~っ!?

さっきまで平熱だったのに何故!?

あら、熱が出ましたねぇ。
看護師さんは落ち着いてます。
よくあることなんだろうか・・・。

「コレ、手術出来ますか?」と聞くと
「大丈夫ですよ。行きましょう。」とのこと。
ホントに大丈夫かぁ?と思っていると
看護師さん達はスタスタと歩き出して

ストレッチャーに乗るんだと思っていましたが
手術室まで歩いていくパターンでした。

手術室手前で私だけ残されて
お部屋担当の看護師さんから手術担当の看護師さんへ
私の体調を伝えている様子。
途切れ途切れにしか聞こえませんでしたが
熱の話になった時、再検温は?などザワッとなったのが分かりました。

一人の看護師さんが向かい側の小部屋っぽいところへ入っていき
その後「えぇっ!?どうして!?」と
恐らく先生の声。

あぁ・・・やっぱり中止か!?
でも私、絶対コロナじゃないです!
さっきまで平熱だったし、他に風邪らしい症状もないんですーっ!!

と心の中で叫んでいると
看護師さんが部屋から出てきて
「ではYさん、お熱は少しありますけどね、手術は予定通り行いますので。」と笑顔で声をかけて下さって
めちゃめちゃホッとしました。

そして入り口で本人確認をしている最中
気付くと横にスッと先生が立っていて
「どうですか?緊張してますか?」と声をかけられ
「すみません・・・急に発熱しちゃって・・・。」と答えると

「これくらいの熱なら大丈夫だから。
もう、今日やっちゃいましょう!」と言って
先に中に入っていかれました。

本人確認が終わり
いよいよ私も手術室へ。
どなたかも記事で書いていらっしゃいましたが
ベッドがフカフカなのに驚きました。

私の上では
3~4名の看護師さんが
素早い動きで手術の準備作業をこなされています。
誰一人、戸惑ったり手を余らすことはない
うわぁー、プロ集団だ!と感動しました。

最後にどなたかが
「では、これから麻酔を入れていきますね。」と声をかけ「はい。」と答えると
誰かが右手を優しく握って下さる感触がしました。
目線を右手に移すと
先生が隣に座って、じっと私の目を見ながら両手で私の右手を握りしめてくれていました。
「大丈夫、大丈夫。」と言いながら。

先生、有難う。
私も笑って目で頷き
「体が固まるカンジがしますが、これは麻酔の影響ですか?」
と尋ねて
「そうですね~、麻酔が効き始めたので・・・」
のところで、手術前の私の記憶は途切れ

遠くで人の声がする
眩しい・・・あ、手術・・・と思っていると
「Yさん!聞こえますか?手術終わりましたよ。」と
軽く肩を叩かれながら声をかけられました。

えっ!!
ウソ、もう終わったの!?

私、寝てたの!?
その感覚すらなかった。
はるあやさん、確かに体感15秒(笑)

「手術ね、乳輪周りの切除で出来たから。」
先生の声も聞こえました。

有難うございます、分かりました
そう答えたいけれど
麻酔の影響か、まだ口が思うように動かない。
色んな方から「気分悪くないですか?」「どこか痛くないですか?」
など尋ねられますが
はい、いいえ、くらいしかまともに声になりません。

ストレッチャーに乗せられて病室へ帰還。
ベッドに移され、看護師さん数名で
またもやテキパキと私の周りで色んな器具を扱っていたかと思うと
最後に「もし気分悪いとか何かあったら、すぐコレを押して下さいね。」と
右手にナースコールボタンを持たせて一斉に退却。

そしてしばらくして
先生が病室にやってきて
もう一度、手術の内容について説明してくれました。
乳輪に沿って切れたので、腫瘍の傷口はほとんど目立たないだろう、ということ。
でも、皮膚の下ギリギリを切り取ったので、ちょっと火傷っぽい傷になるかもしれないこと。(それでもそんなに目立たないと思う)
センチネルリンパ節を3個、そして周辺で気になるリンパがあったので2個、全部で5個切除したこと。
でも、周辺のリンパはキレイだったから、恐らく問題はないと思うこと。

今夜は寝たまま過ごしてね。
腰が痛くなって眠れない時は膝を曲げて足を立てるくらいならOK。
もし、どうしても体を起こさないとツライ場合はナースコールして起こしてもらって。
一人で動くと傷が開く可能性があるから。

まだ朦朧とした頭でも一応理解は出来たので
「分かりました。」と答えました。

その後LINEで家族に終わった報告。
妹より、母がお腹が痛くて部屋で休んでいると聞きました。
ストレスだろうなぁ・・・申し訳なかったなぁ。
でも、妹が家に来てくれているらしいから安心。
テンルビの画像を沢山送ってくれました。

優しい先生は
仕事終わりにも私服で様子を見に来て下さって
痛くないか、辛いところはないか、など聞いて下さいました。

ぼんやり痛いけど
痛くて眠れないって程じゃないです、というと
かなり麻酔を打ってるからね
今晩くらいはそこまで痛まないと思う。
もし痛んだらナースコールしてね、と言って帰って行きました。

ちなみに手術が終わったら
熱はまた平熱に戻っていました。
なんだろ、やっぱり緊張からくる知恵熱だったのかな。

さて、長文になってしまいました。
手術当日の流れはこんなところです。
次回はこの続き
術後の夜から2日目の状況についてお話ししようと思います。

切除が小さいお陰でしょうが
2日目にしてだいぶ回復している体にビックリです。

自分の治療や生活は何とかなるので、もしサポート頂けましたらご支援は近くの保護猫支援団体に寄付させて頂こうと思います。ネコ達に沢山生きる力をもらってきたから、せめてもの恩返しに。