事務のお仕事って好きですか?【あれから2年が経ちました。】

以前、このやうな記事を書きました。

あれから2年。
今の仕事に対する自分の気持ちや、今後の人生への想い。他の職業に対する関心。
それらは、果たしてどう変化したのでしょうか?
経過報告していきたいと思います。

前提としてお伝えしておきたいことは、私は今も同じ職場で働いている、ということ。
つまり転職も辞職もしていません。

今の職場は今年で3年目。
まさか、自分みたいな社会不適合者が3年も正社員を続けられるとは…。
誰が予想したでしょうか。

その要因を検討してみると。。。
①メンターの存在
②福利厚生の力
③負けず嫌い
④楽しさを見出し始めた

このあたりが挙げられます。
あくまで今の時点での分析です。

①のメンターというのは、私の教育係のことです。この3年間、このどうしようもなくポンコツな社員に寄り添い、時に圧をかけ(?!)、時に励ましながら、ここまで育ててくれました(育ったのか?)。

そもそもですが、私には持病があって、それも込みで「ウチで働いていいよ」って言ってくれた職場で働いています。メンターはこの持病について全く詳しくありませんが、自身も過去に病気をしたことがあり、またご家族も苦労されているとのことで、たくさん理解を示そうとしてくれたように、思います。
時に意見が合わなかったり、私が不貞腐れてしまったり、持病が悪化して休んでは自暴自棄になったり…いろいろしてきましたが、確実にメンターのおかげでここまで来られました。
メンターの存在なしに私の社会人生活は語れません。
もっと感謝して仕事に邁進せねば。
義務とか媚びではなく、自分の心を曇らせない、ある種の素直さがもっと欲しい。

②は、正直、他の会社と比較したことがあまり無いので分かりませんが、それでもある程度は恵まれているのかな、と感じます。
特に、冠婚葬祭や結婚出産、病気などの人生の節目に優しい制度が充実しています。
裏を返せば、バリバリ働く人に還元される要素がもっと欲しいという気もする。

ええ、この制度の上であぐらをかいてきました。たっぷりと。
申し訳なさとありがたさと情けなさと虚無感でなんとも言えません。

③のきっかけは、去年、人間関係でトラブって、もう本当に無理…辞めたい…ってなった時のこと。
トラブルのあとで御多分に洩れずメンターに泣きついた私ですが、涙ながらに訳のわからないことをワーワー言いながらも放った言葉が、

「わたし、ここで辞めたらアイツに負ける気がします!負けたくありません!」でした。

※私の中ではイジメであったと認識していたため、このような表現になっております。

また、今年もちょっと合わない同僚と対峙してしまいました。プライベートのことで意見が合わず、私がとある提案を拒否したところ、どうも仕事で軽く足を引っ張られてしまいました。
はて私はそつなく当たり障りなく人と関われないのでしょうか?
今回もしばらくは布団に潜って泣き腫らし、ほんの数日前までは、「もう経歴も何もかも捨てて東京か海外に出てフリーターというかフリーランスというか、手に職をつけるというか、何かもう何とかしたい!絶対やめてやる!!」とアバウト極まりなくなんの計画性もない自暴自棄にむしゃくしゃしていました。

でも、やっぱりちょっと休養して元気が出てくると、「いや、辞めるべきはアイツだ…ひれつなやり方に屈したくない…ここで辞めたら私の負けだ…負けてたまるか…」という謎のマグマが。沸々と。

いや、これ、自分も悪いんです。
明らかにコミュ力が不足しているというか、対立を避けるっていう概念がなぜか欠落するみたいなんです。ごめんなさい。

言い訳すると、今の会社はエリートばっかりなんです。筆記試験で最低ラインギリギリだった私が合格したのは、なぜか面接の点数が良かったからで、それが無かったら確実に落ちていました。
で、そんな頭の良い人たちと喧嘩しても、頭脳戦で負けるんです。私は猪のように正面からぶつかってしまうから、完全に不利である、ということに気がつきました。
彼らの知略にハマるイノシシであります…。

仕事、今後はどうするのか。
まだ結論は出ていません。
結局辞めるのかもしれないし、辞めないのかもしれないし。
辞める度胸も無いんだろうな。
なんだかんだお給料にしがみついています。
正社員という社会的信用の味も占め始めた。
がんじがらめ度合いは2年前より格段にアップしています。

でも、次の話につながりますが、「まだここでやれることがあるのでは?やり切ったのか?全て。」という疑問がもくもくと脳みそを覆っているので、前向きな意味でも踏ん切りがつかないんです。

終身雇用制度の崩壊が叫ばれて久しいため、うちの会社もいつか大量リストラとかあるかもしれないし、そうなったら嫌でも辞めなあかんですしね。(こっそり望んでなんかいません)

最後の④は、働く上でこれほど嬉しいことはないのかな、と思いました。
私の職場では事務員も転勤があり、どこの部署に配属されるかはガチャ要素が強いんですが、
私も当初、今の部署と業務内容は決して好きとか得意とかではありませんでした。
でも、慣れもあってでしょうか、"自分がちょっと人より楽しくできて得意かもしれない"業務を最近になって発見したんです。
誤差ですけどね。
それは、確実に希望の光だし、今後もっと仕事を楽しめそうな予感につながっています。

そして、課題を挙げるとしたら、やっぱり人間関係です。
関係というか、そもそも人に疲れます。
島の端っこから噂話が聞こえると「自分も言われてるかも」と怯えるし、上司の機嫌が分かりやすいので刺激しまいとビビっちゃうし。
私、イノシシだし…。
でも、これ、転職すれば解決するのかな?

わかりません。

ここまでが、現状のお話。

明日はどうなるか、来年はどうなるか、未来はわかりません。
でも確実に思うことは、「どうなるか」より「どうするか」を軸に考えた方が、圧倒的に生きるのが楽だってこと。
このことを忘れた時、一気に生きづらさが襲ってきている気がします。
自己有用感、自己コントロール感。


他の職業への関心なども書くつもりでしたが、長くなったので別の記事にします。

読んでくださってありがとうございました。

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