見出し画像

生成AIの課題

今は日々、生成AIが目まぐるしく進化を続けています。

一昨年に生成AIがアートを生み出せるようになり、アートコンテストで生成AIの作品が優勝する出来事がありました。

それを皮切りに、プログラミングコード、作曲、俳句、歌、動画…
人にしかできないと言われていた創作活動を生成AIが担えるようになっています。

今後、生成AIができる創作活動の種類はますます増え、日常生活に生成AIが入ってくるのは間違いないと思います。

一方で生成AIを事業にぴゃ創作活動に用いており、一流のデザイナーの方々と生成AIについての意見交換を重ねているぼくの視点から、生成AIが人のレベルに到達するのはまだ時間がかかると思われることがあります。

それは

「調和すること」

です。

今は生成AIが作曲をしてくれ、日に日にクオリティが上がっていますが、ぜひオーケストラを作曲させてみてください。

調和が取れてなく、聞くに耐えないものができると思います。

ただ要素ごとに聞いてみると、フルート・バイオリン・ピアノなどの各パート単独では非常に洗練された音色になっています。

このことから、一つ一つの優れた要素を調和させて作品に仕上げるのは、まだ人に分があるとぼくは理解しています。


もう一つ、人の方が優れていると感じるのは

「哲学、それに基づいて世界観を生み出すこと」

です。

ぼくはグラフィックデザイナーであり、著名なデザイナーの方のアートワークスを買い漁って読むのが好きで、自分の生み出す作品の方向性を学ばせていただいてます。

アートワークスには単に見栄えするイラストだけでなく、デザイナーがどういう価値観を持ち、どういう世界観を描きたいと思って創作活動をし、数ある作品の中からアートワークスに載せる作品をどういう感性で選んだかが書かれています。

つまりそこにはデザイナーの哲学と表現したい世界観がイラストと文章で描かれている貴重な学習教材です。

ぼくは生成AIで10000作品以上ものイラストを描かせて見てきて、かつAIアートギャラリーに作品を投稿しながら他の方の作品と自分の作品を見比べることを1年以上続けてきています。

著名なデザイナーの方の画風を生成AIに真似させることは日に日に容易になってきて、そのデザイナーの方が描いたようなイラストが量産されています。
それでもぼくからするとデザイナーの方の凄さは全く色褪せません。

そのデザイナーが持つ哲学、世界観に根差して、そのデザイナーが表現したくて生み出された作品にはエネルギーを感じます。

それを感じ続けることで、ぼく自身も自分だけの哲学・世界観を表現活動を通じて磨いていく所存です。

SNSでもたまに「棚橋さんらしさがデザインにある」と言われるととても嬉しく、ぼくの哲学・世界観は着実に構築されているんだと自信が持てます。

以下のイラストはぼくの前世のシスターがハーモニーを生み出している様を表現すべく生成AIを活用して生み出した作品です。

ぼく独自の調和・哲学・世界観の表現にこれからも挑戦し、「美」を追求していきたいです。

生涯3度の精神病を経験し、今はパニック障害を患っておりますが、そんなぼくでもあなたのお役に立てたら嬉しいです✨