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【脱経済成長路線の現実】経済に無関心なタイプの左翼に言いたいこと。

平成30年間で日本は左翼の望んだ「脱経済成長」を達成した訳ですが
いいことありましたか?
やっぱり経済成長って必要でしょ?

と全左翼に言いたいです。

経済成長しなければ富裕層も貧困層も得しないのではないでしょうか。氷河期世代筆頭、庶民が賃金低下に苦しむ一方、日本から世界的な富豪など殆ど輩出されていません。

左翼はそろそろ「どう経済成長をするか」考えるべきではないでしょうか?

このようなSDGsを否定する記事もありますが、私は「持続可能な経済成長」が結局一番現実的と考えます。

勿論、大量消費社会による環境破壊は問題。だけれどもだからと言ってみんな、左派が望むエシカルな服を買える訳ではないのでは?

例えば、衣類等を展開するブランドのステラマッカートニー。


ステラマッカートニーはエシカルなブランドの代表格です。ステラマッカートニーは森林伐採撲滅や倫理的な生産工程の支援、二酸化炭素排出量の削減、アーカイブ生地の再利用及びリサイクル、オーガニック素材の使用などあらゆる側面で環境を保護する試みを行っています。また、「過剰消費」と「廃棄」をテーマにした広告も展開しています。

ナイロン製廃棄物を再利用して作ったナイロン繊維「ECONYL」を使用した商品を展開したり、リサイクル素材やサスティナブル認証素材のみを用い、環境保全に関する厳しい基準に準拠してデザインしたルックを発表したりしています。

ステラマッカートニーのミッションステートメントには

変化の担い手となり、今、そしてこれから私たちが住む、美しくサステナブルな世界にふさわしい方法で高級品を作るために、従来の境界を押しひろげることに挑み続けます。妥協はしません。


と書かれており、まさに脱経済成長を価値観としており、エシカルという意味では素晴らしいブランドであることは間違いないです。一方、このようなエシカルなブランドは概して非常に高額なのも事実。

勿論、ステラマッカートニーは製造コストだけでなく、ブランド的付加価値が非常に大きいのでしょうが、このようなエシカルを追求したような衣類は庶民には手に届かないのが現実…。パタゴニアにせよ、同じです。※ちなみに今、渋谷から原宿にかけてエシカルブランドがホットなんだとか。

大量生産によって製造された低コストなファストファッションに貧困層は救われていると考えることもできます。

以上、衣類という具体例を示しましたが、現状、脱経済成長は「既に富裕な左翼の絵空事」と言われてもしょうがないと思います。わざわざプライベートヨットで莫大なお金をかけて渡米したグレタさんも同様です。庶民はそんな事したくてもできないし、経済の繁盛を望み、大量消費社会から恩恵を授かっているんです。

「持続可能な経済成長」、つまり大量生産大量消費社会を許容し、経済成長によって経済を繁盛させ、パイを増やしながら、貧困や環境にも目を向けるバランス感覚が必要なのではないでしょうか。

そのために、「脱経済成長的価値観を捨て、どう経済成長」するのか示してほしいと切に思います。

「貧困削減に資する成長」の考え方へ
https://gentosha-go.com/articles/-/2624
2000年代に入り、2015年までに世界の貧困層を1990年比で半減させるという国連ミレニアム開発目標(Millennium Development Goal, MDG)が出されたこともあり、2000年代前半は、いわゆる貧困削減志向(pro-poor) 派と成長志向(pro-growth)派という、一見わかりやすいがやや不毛とも言うべき対立の構図が顕著になった。近年は、両者の考え方を対立するものとして捉えるのでなく、お互いに補完すべきものという認識の下で、どういった成長のペースおよびパターン、また所得分配状態を前提にした成長がより貧困削減につながるのかという建設的方向に議論が進んでいる。

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