経理部必見!作成資料はシンプルに!
本日は、経理部の方に向けて『基礎資料の作り方』をレクチャーしていきたいと思います。
もちろん、本日の内容は経理部の方に限らず、チームで働く皆様にも参考にしていただきたいです。
皆様は、数値を算定する基となる計算資料を作成する際、どんなことを気にしながら作成されるでしょうか。
「とにかく正確に!」「とにかく詳細に!」「いや極限までシンプルに!」と色々な考えがあると思います。
理想を言えば「正確かつシンプルに」でしょうけど、なかなか難しい面がありますよね。
しかし、算定資料をシンプルに作りこむ必要性は、これから益々増えてくると考えます!
その根拠は「転職」です。
当然ですが、昔と異なり今は「転職している方が普通」の時代に突入しております。むしろ企業に属さなくても働ける時代です。
では、平均転職回数はどのように変化しているでしょうか。
エン・ジャパンさんの調査によると、転職経験のある方はなんと全体の8割越えとのことです。転職していない方が珍しいということですね。
時代は目まぐるしく変化する時代に突入してきているということは、社内のチームもどんどん入れ替わるのが普通、と言えると思います。
しかし、まだまだ転職に対してネガティブなイメージを持っているような会社さんも少なくないのではないでしょうか。
筆者の勝手なイメージですが、インフラ系の会社は平均勤続年数が高い印象です。
実は、このような会社は業務が俗人化しやすく、そのためいざ担当者が転職してしまうと、残された従業員がアタフタ・・・という困った状況に陥ります。
しかも、経理の作業は専門性が必要であり、感覚ですぐに引き継げるような仕事ではありません。(実際、経理部が足らず急遽異動を命令され、借方と貸方も分からずに経理のお仕事をされている方を知っています。。。)
そのため、専門性の高い経理部だからこそ、算定資料はシンプルに!そしてマニュアルを見れば数値は出せる!というレベルで業務の俗人化を排除してあげる必要があるのです。
算定資料をシンプルにする、そしてマニュアルを作るメリットも考えてみましょう。
・マニュアルがあれば悩む・探す時間が短縮できる→決算短信、有価証券報告書の作成が早まる。
・引継ぎが容易になる。
・チームが入れ替わっても経理機能が維持できる。
いずれも経営側にとっては重要なメリットだと思います。残業代は経営側にとって避けたい経費のひとつです。
筆者が記帳代行を依頼された場合も、算定資料作りはとにかくシンプルを心がけています。説明も楽ですしね。
仕事を最短距離で済ませて、アフター5を有効に活用していきましょう!
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