マクロはマクロ、個人は個人。 -テーマ「競争」の読書会
先日はテーマを「競争」においた読書会を開きました。私は『二つの「競争」 競争観をめぐる現代経済思想』を読みました。この本は経済学を専門とする著者が書いているので、経済学が主線となるのですが、では実際のところ・個人にとってはどうか、みたいな視点でも考えられています。
この本を読んでいると経済学とはマクロな視点からの考慮なのだなということが分かります。たとえば、経済学のある考え方では競争とは勝者を決めることではなく、以下のような意味合いがあるものだと紹介されていました(P26