幸せな人とは…
卒業の季節である。
『これから、みなさん、辛いこと大変なこともあるでしょうが、
楽しいこともたくさんあります。
生きていればいいことがあります、
だから、どんな時も、
この学校で学んだことを大切に、
元気に人生を歩んでください。』
このようなメッセージを送られることがあります。
学校生活で対人関係で悩んだ人にとっては、
「まじかよ、これから先もお先真っ暗だぜ…。」
と、思う人もいるかもしれません。
一方で、
「やっとここからおさらばだぜ…。」
と、思う人がいるかもしれません。
私たちは、
思い願うのです。
「幸せになりたい。」と…。
その「幸せ」と言うのは、
お金持ちになって…ということではなく、
一番大切なのは、
自分の存在に対して安心できる、
ホッとできる安堵感のようなものだと思うのです。
幸せな人とは、
自分で自分の機嫌をとることができる人…。
ただ生きていれば、いいことがあって、
その時に幸せを感じれる人ではない。
●自分の感情をコントロールできること。
●嫌な感情を認める勇気と、それを引きずらずに、
自分のできることに意識を向けることができる。
●他人の期待に応えて承認を得ることに喜びを感じないこと。
●自分にコントロールできないことは手放し、
自分にコントロールできることに集中すること。
●真面目過ぎるとストレスをためる。
●自己犠牲と我慢を積み重ねるとメンタルにくる。
●優しすぎると、都合よく扱われる。
●すぐに感情的になるのは、心に余裕が無いとき、
不安に支配されて、追い込まれているとき。
そういう人ほど、他人に完璧を求めてしまう。
完璧は人間の属性ではない…。
幸せな人とは、
自分で自分の機嫌をとることができる人…。
なぜなら、
家は買えても、家庭は買えない。
本は買えても、知恵は買えない。
薬は買えても、健康は買えない。
地位は買えても、尊敬は買えない。
友達は買えても、友情は買えない。
時計は買えても、時間は買えない。
出逢いは買えても、愛は買えない。
お金はあっても、幸せは買えない。
から…。
幸せな人とは、
自分の「存在」にしっかりと根を張り、
自分で自分の機嫌をとることができる人…。
「人間の最大の罪は、不機嫌である」(ゲーテ)
人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。