命とは時間のことなんだと思うのです…
『星の王子さま』で、
キツネが別れ際に王子さまに伝えようとしている「真実」です。
命って、結局時間のこと。
時間こそが命。
今日という一日は、
昨日亡くなった人からすれば、
どうしても欲しかった、
生きたかった一日…。
つまり、命とは時間のことなんだと思うのです。
私たちは、何かの役に立つから、
その役に立つと思うことを一生懸命するのです。
ところがキツネが王子さまに伝えようとしていることは、
時間を失うこと、
つまり、自分の時間を相手のために無駄に使うからこそ、
無駄に使った相手こそが唯一無二の大切な存在になるということです。
見返りをも求めず、
相手のために自分の持てる時間を使う。
これこそが愛なんですよ。
キツネは王子さまに伝えようとしている。
私たちは、
愛を手に入れたいので、
つい見返りを求め、
行動してしまいます。
実は、そうじゃない。
時間を無駄に使ってこその愛。
命って時間のことだから。
ということを考えながら、
「あり方」と「余白」をばかりを探求している私…。
「余白」は、「あり方」がないと愉しめない。
「余白」は、無為、
「あり方」をもって、
無為を選択する勇気であり、
何もしないということを愉しむこと。
『星の王子さま』のキツネの言葉を借りるなら、
ということになる…。
自分自身、自分という存在を愛することができるか…。
1人で生きていくことが辛いから、2人で生きるのではない…。
2人で生きるために、1人で生きる。
1人で生きるために、2人で生きる。
どちらが先であるかは、わからない…。
ただ、命とは時間のことなんだと思うのです。
人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。