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自信って…
私、自信がないんですよね…。
どうやったら、自信がもてるんでしょう。
先日優秀なビジネスマンから相談された内容です。
そして、これをしたら、
必ず自信がつきますよ!
なんてことはない。
しかし、多くの人が、
何か、一気に自信がもてる方法を探している。
よくよく考えると、自信がないということが自覚できている人は、
以前、自信をもっていたことがるのではないだろうか…。
この自信について考える時、
私は数年前にお話をしたことがある、
大学生を思い出す…。
その大学生も、
私、自信がないんです!
どうやったら自信がもてますか!
と言っていました。
私から見ると、
「そんなことないよ。」、
「自信あるように見えますよ!」と、
言いたいところですが、
本人が自信がないと言っているので、
自信がないのである。
自分で自信があることに気づかない限り、
どんなに言葉を重ねても仕方がないのである。
そこで、私は、自信って自分で決める、
「決断することと関係があるんじゃない?」と投げかけてみた。
「どういうことですか?」
「小さなことでもいいから、自分で決断して、自覚を持って行動する。
その行動結果を自分の責任として引き受ける。」こんな感じかな。
「う~ん…。」
「あっ!そうそう…。」
「私、高校の頃スポーツをしていて、そこそこ強かったんですよ。それで、選抜チームに選ばれて、そこでは、監督もチームメイトもいなかったので、全部自分で考えて練習していて、失敗もあったけどすごく成長したというか、上手になったんですよ。その時は、自信がありました。
でも、選抜チームから戻ると、監督から、あれこれ言われて、落ち込んで、なんか自信を無くしてしまったというか…。」
「おおっ!非常にいいところに気づいたね。」
「自信って、自分のできること、自分の才能や強みを信じて、自分で決断して行動することの積み重ね、繰り返しから得られる感情なんだよ。」
「…。」
「あ~、何となく、わかります。」
「自信があった頃は、なんでも自分で考え、行動していましたけど、監督からあれこれ言われていた頃は、自分で考えて行動していませんでした。常に監督に何を言われるか心配で、おどおどしていました。」
「と、いうことは、今、自信がないということは、自分で考えて行動していなくて、常に何を言われるか心配で、おどおどしているのかもしれないね。」
「あっ、そういうことなんですね!」
自信って、自分のできること、自分の才能や強みを信じて、自分で決断して行動することの積み重ね、繰り返しから得られる感情。
自分のできること、自分の才能や強みは、自分の過去の経験の中に山のようにある。無いと思う人は、それを忘れているだけ。
自分の過去の経験に意味を持たせ、それを自分の価値、判断の基準として、考え、行動する。
自信って、このようにして自分の中に生まれてくる感情だと思う。
人生で最も大切なこと、それは 笑顔で心穏やかに生きること。これだけで、私たちは、人として価値がある。これだけで、私たちは、まわりの人に貢献でき、まわりの人を幸せにできる。