見出し画像

子どもの頃の自分は、子どもを理解する時に呼び出そう

親だって子どもだった。

だから、子どもに、ついつい言いたくなるかもしれない。
「(パパやママが)子どもだった頃は、もうできてた!」
「(パパやママが)子どもだった頃は、そんなことしなかった!」

子どもの年頃に昔の自分ができていたことだから、
できていて欲しいし、
できていて当たり前と思いたい、かもしれない。

でも、少し待ってみて欲しい。
成績表が残っているような場合はあるかもしれないけれど、
本当に子どもの頃の自分がそうだった証拠は、
自分の記憶の中にあるだけで、どこにもない。

特に、怒られるようなことをしなかった、わけがない。
よほど印象に残る出来事と一緒に記憶されなければ、
怒られた自分なんて思い出したくもないし、
記憶したくもないだろう。

それに、そんなことを言ったって、目の前の子どもは、
親の思ったことが、できていなくて
親の言われたことが、守れなくて、
自分をダメだと感じて悲しくて、困っていて、
見えないお手本を見ろと言われているようなもので、
どうしたらいいのかわからない状態でいる。

そこまで鮮明に子どもだった自分を覚えているなら、
子どもの頃の自分に問いかけた方がいい。
どうして、できなかったんだろう。
どうして、できるようになったんだろう?
なにがきっかけで、しなくなったんだろう?と。

そうしたら、きっと
「子どもだった頃は、もうできてた!」
というより、もっと目の前の子どもに届く言い方を、
自分の中の子どもが教えてくれる。

教えてもらえなかったら、
目の前の子どもと同じ年頃の自分も同じだったんだ、
と認識を改めて、別の言葉を使うようにした方がいい。

<使用画像について>
Canva機能で作成しました。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました。スキへのクリックをしていただけたら嬉しいです。 ※noteのアカウントをお持ちではない方も、スキへのクリックができますので、クリックしていただけたら幸いです。