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あなたの手は、自分を幸せにするために、他の人に優しくするためにある

以前、子どもが保育園でお友達に腕をかまれたことがあった。

保育園の先生が、ひどく感心した様子で教えてくれたところによると、逃げるなり、腕を振り払うなり、相手の子を叩くなりするのが普通の反応なのに、子どもは動くことなく相手の子にかまれたままの状態で泣いていたそうだ。

それから月日は経ち、子どもは反撃し、攻撃される前に攻撃することも覚えた。

自己防衛上、仕方がないこともあると思う。ただ、手加減を覚える過程でトラブルは起きてしまう。
自己防衛と暴力の違いは大人でも議論がわかれるところで、子どもに話すのは本当に難しい。単純に「暴力はダメ」と言うのは、「相手が先に叩いた!」と言われたら、説得力を失う。

嫌なことがあっても、怒っても、相手を傷つけないようになって欲しい。

だから、トラブルが起きる都度、自分の両手で子どもの両手を包み込んで伝えることにしている。

あなたの手は、自分を幸せにするために、
他の人に優しくするためにあるんだよ

相手の子を振り払えず、腕をかまれたまま泣いていた子どもの心にある優しさが大きく育つように、優しさが反撃や攻撃する気持ちを抑えられるようになることを願いながら。

そして、いつか、パパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんより大好きな人ができて、その人をずっと大事にできるように。

<使用画像について>
Canva機能を使って作成した画像です。

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