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「そういうものだった」子育てを超えているところ

子どもが生まれたら、子育てする

60~70代以上のみなさんからは、あっけらかんと、
「子どもが生まれたら、育てる。当たり前じゃないの」
と、言われることが多いのだけれど、
そうではなくなってしまったのだ、たぶん。

いまは、子どもを産むのか、産まないのか、産めるのか、
産めないなら、養子を迎えるのか、迎えないのか、
養子を迎えるなら、どんな形で迎えるのか、
産むなら、いつ頃なのか、どこで産むのか、
どこで子育てするのか、子育てできるのか、
だれと育てるのか、どんな人とたちと育てるのか、
だれが助けてくれるのか、助けてくれないのか
どんな支援制度があって、利用できるのか、できないのか、
できたら、どんな手続きが必要なのか調べて、
できなかったら、別の制度があるのかないのか、
他の手段があるのかないのか調べて…
たくさんの選択肢があるような、ないような中、
いちいち立ち止まって考えて、調べて、確認して、決めて、
実行していかなければならない。

当たり前ではないことになったのだ。

いまは、「そういうものだった」という子育てではない、
それぞれの家族が試行錯誤しながら子育てをしているんだと思う。

まだ、「そういうものだった」子育ての影響があるから
違う形の子育てをするのに勇気がいるのかもしれない。

いつか、それぞれの家族のそれぞれの子育てが当たり前になる。

いまは、「そういうものだった」子育てを超えているところ。
だから、自分や家族の子育てを昔や他と比べることはない。

子育てをもっと楽しく!とか、よりよくしたい!という
前向きな気持ちで比べるのは、止めないけれど、
親も子どもも笑顔になって幸せを感じる時間があるなら、
自分たちの子育ては大丈夫という思いを
しっかりと持っていたほうが、きっと、いい。

<使用画像について>
Canva機能を使用しました。
ぞれぞれの子育ての形があっていいと思いながら作成してみました。

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