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バイオダイナミック農法とは?

当店で取り扱いしているインド•ケララ州 ポアブス農園のバイオダイナミック有機栽培農法の豆となっています。
この豆を採用している理由は、

  1. ヨーロッパでは高級豆とされているインド産コーヒーでありながら、日本ではまだ認知が低いこと

  2. 有機栽培されているコーヒーであること

  3. サステナブルな農法であること

  4. 個人的にケララ州のとある企業と仕事した際に飲んだコーヒーであったこと


個人的な想いもありますが、前提として化学物質を極力使用しないサステナブルなコーヒー豆を扱いたいという想いがあります。

バイオダイナミック有機栽培農法とは

1924年にオーストリア人のルドルフ・シュタイナーが人智学に基づき考案した農法。

ドイツやスイスで普及している農法で、化学肥料や薬剤を使わないのは勿論のこと、農園を一つの生態系と捉え、宇宙の力まで取り入れ、地球と植物のリズムを考えて栽培する有機農法です。

地球は、天体の大きなリズムの影響を受けているという考え方で、自然のパワーを取り入れることで、土地や植物の活力を最大限に引き出す農法で「究極の有機栽培農法」とも呼ばれています。

バイオダイナミック有機栽培農法の考え方

バイオダイナミック有機栽培農法は、大地そのものの生命力を高める「調合剤」を使い、大地を育むことから始めます。
「調合剤」とは、粉末状にした水晶などの鉱物、カミツレ、ノコギリソウなどの植物などを混ぜて、大地に撒いたり、堆肥に混ぜ込んで使います。大地の感受性を豊かにするという考えで、天体や地球からの力を受けやすくするために行われます。これが植物のパワーをさらに高めると考えられています。
また、宇宙や地球や植物が持っている特定のリズムを考えて、大地は朝になると息を吐き、午後になると息を吸うという一日のリズムがあります。
収穫は、植物が持つリズムに合わせて行い、天体(太陽、月、星)の運行リズムも考慮して、種まきや収穫の最良のタイミングを決めています。
ケララ州は、アユールヴェーダ発祥の地でもあり、「God's Own Country」と呼ばれていることもあり、その考え方も近いものがあるのかもしれません。
バイオダイナミック有機栽培農法は手間も時間もかかる農法で効率的ではありませんが、この農法で育てられた農産物には自然の力が満ちており、取り入れる人の生命力が高められるといわれています。

この内容を初めて聞いたときには、神秘的な魅力溢れるコーヒーで、印象に残りました。

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