見出し画像

困りごとがあるなら相談を

今回は、「発達障害は病気ではなく「脳の個性」 治すべきものではない」という記事をご紹介します。

近年、メディアや発達障がい当事者が発信することにより、発達障がいが世間に認知されるようになってきました。

認知されるのは良いことだと思うのですが、ネットニュースでのコメントやSNSの反応を見ていると、発達障がいを「病気」だと思っている方が多いなという印象を受けます。

認知はされつつあっても、「発達障がい」についての理解はまだまだ進んでおらず、発達障がい当事者が生きづらさを感じているのが現状です。

そんな現状の中で、自分は「普通の人」だと思っている方が多いと思いますが、発達のでこぼこは誰しも抱えているものであり、「普通の人」の中では”苦手”なことという言葉で片付けられています。

片付けが苦手、人付き合いが苦手、頑張るのが苦手、運動が苦手、本を読むのが苦手。

こういう”苦手”なことなら、自分にも当てはまるものがあるという方は多いのではないでしょうか。

その”苦手”が日常生活に支障があるほどの困りごとだという場合、”発達障がい”という診断名が付くことが多くなります。

足の踏み場もないほど散らかっている部屋の片付けをしたいけれど、どこから手をつければ良いのかさえ分からない。

怒らせるつもりはなかったのに、自分の言動で相手を怒らせてしまった。

少し頑張ると3日は寝込んでしまうほど疲れる。

自分の身体なのに、思う通りに動いてくれない。

本に書かれた文字がニョロニョロと動いて見えて読みづらい。

これらは発達障がい当事者の声の一部です。

発達障がいを抱えている人たちは、よく「怠けている」と誤解されがちですが、これらの声を聞くと、本当に困っているのが伝わってきますよね。

発達障がいは、その名の通り「障がい」であり、治療などで完治できるものではありません。

完治はできませんが、当事者に合った対処方法を見つけることで、困りごとを和らげることはできます。

環境を整え、色々な人のサポートを受けることで、日常生活にあまり支障なく過ごすこともできるようになります。

日常生活に支障が出ていたり、自分たちだけでは解決できないほど困っていることがあるのなら、ぜひ私たちとお話してみませんか。困りごとを解決するヒントがあるかもしれません。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?