乳がん/腫瘍内科で
2024年5月25日(土)
突風が吹いていて冷たい朝だった。
太陽の暖かさが風の強さに負けてる。
今朝は起きたら珍しくお腹がすいていた。大きなおにぎりを握った。海苔を軽くあぶって巻き付ける。おいしいな、塩むすび♡
こうして食べたいものを美味しく食べられること、そんな小さい大切な瞬間を噛み締める。
ステージ1
全摘
浸潤径5mm
リンパ節転移なし
主治医から選択権が与えられた化学治療
ざっくり…悪性度は3
腫瘍内科で話を聞いたのは
1週間ほど前だった。
腫瘍内科は階数は違うもののバコラ生検をした診察室とおなじ並びの同室だった。あの時のことを思い出してしまって泣けてきたが、グッとこらえる。やけにまたココは二人連れが多いな…と思っていたら名前を呼ばれる。
「あれ、お一人ですか?」と先生。「はい、基本一人できています」そうかここはそういう深刻な場所か?と少しだけ身構える。「それではまず、主治医の先生からあなたの病状についてどう聞いているか教えてもらっていいですか?」
あの日主治医から伺った通りに話す
概ね同じだったようだが「高年齢だと化学治療は要らないと言いきる」という部分だけ、主治医と腫瘍内科の医師の間で齟齬があった様だ。年齢は関係ないらしい。
「LIAさんの症状でポイントは浸潤径5mm、ステージ1、リンパ節転移なしです。あと癌自体の悪性度を見る数値が高いこと。今から話すことは"だからこうしましょう"という話ではなくて、あくまで治療の検討材料のひとつですからね」と仰り、私の症状で一般的に行う化学治療と抗がん剤の話をしてくれた。2パターンあるとか。
1,ハーセプチン+パクリタキセル
2,ハーセプチン単独
ひととおり説明を聞いたあと私からいくつか質問をした。
▪リンパ節転移検査同様、血液への転移検査は可能なのか?→NO→その理由は?
▪仮にスタートはホルモン治療だけ選択してあとから化学治療追加することは可能か?→NO→その理由は?
▪私の症状でホルモン治療だけ選択した際の再発率は?その他治療を足した場合は?
その差。
そして
先生は私に治療をすすめますか?
回答を受けとる。
私の中で概ね方向性は定まった
未来のことは誰にもわからない
わたしのなかにほんの5mmだけ浸潤した悪性腫瘍。血液にのって既に体内を漂っているかもしれないしいないかもしれない、らしい。リンパにのってないことは確か。
それを前提で行うことによる身体や精神的負担、そして治療後の再発率度合い。
私はどう生きたい?なにが大切?
自身の中で天秤にかける。
そして医師2人が「せよ」とは言いきらない治療。
答えは出た…
腫瘍内科の医師は私の回答と会話の内容は主治医に共有しておきますと仰り、説明してくれた治療内容の紙をくださった。
朝イチ30分間の予約だったが1時間を優に越えていた。後の予約者に申し訳ない気持ちを抱えながら診察室をあとにする。
時間おしましたーごめんなさい!!!
大声で詫びて去りたいぐらい
さあ、どうしようか。
定まってはいるけれど、せっかくだ、他の意見も聞いてみたいな。
どうしようか。
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