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乳がん/病理診断結果

2024年5月15日(水)
手術からちょうど4週間目。病理診断結果を聞く日、ドキドキもない。悪い結果をきくことはないと思って出掛けている。

▼病理診断結果
リンパ節:転移なし
浸潤径:pT1a  5mm
ER  :30% TR5=PS3+IS2
PgR:30% TR5=PS3+IS2
HER2:positive score3+
核グレード:3   ※説明なし
ki-67:25%   ※説明なし
浸潤性乳管癌 硬性型、ステージ1確定

よくみるサブタイプというものは報告書に記載されてなさそう。主治医から聞かなかったことに後から気づく。

診断報告書を大きな画面に写し出して説明を受ける「リンパ節への転移はなかったです。あと浸潤径は5mm。pT1aってのはステージ0に一番近いことを意味します。ER/PgRの数字で見るとホルモンを餌に増殖するタイプね。ホルモン治療は…5年でいいとおもう」

みせてくれている画面はアルファベットばかりでふーん、としか言えない(笑)「ま、当初想定通りなんですよね」と私。

「HER2がスコア3なのでホルモン治療に化学治療を加えるとより再発率を下げることはできます」主治医はサラリと化学治療を匂わせる。

「だけどリンパ転移がない上、浸潤径がほんの5mmなので化学治療まですべきかどうかとても悩ましいです。実はこの報告前に腫瘍内科の先生にも相談しました。もしLIAさんが6~70歳なら化学治療はしなくていい!と言いきれるのですが、まだ若いので判断が難しいね…となりました。腫瘍内科で予約を取るのでその先生に一度話を聞いて、化学治療をするしないの判断材料にしてみてください」

前回わたしが極力余分な治療、特に抗がん剤はしたくないと言ったからかどうかは分からないが、化学治療の必要性についてとても慎重に判断してくださっているようにも見受けられたし、核心部分は腫瘍内科の先生に託してる?とも思った。

わたしは「抗がん剤をして再発しない確率がどの程度上がるかですよね。したら絶対再発しないなんてことはないでしょう?そもそも転移もない私の浸潤径で年齢が上ならしなくて良いと言いきる治療ですよね。将来的になるかならないか分からないもののために、自分の身体と時間を犠牲にしたくないと思ってしまいます。どんどん病気にさせられる感覚。わたし、化学治療はしません」と言った。

あまりに潔く言い放ったからか主治医は大笑い。「絶対しないって言うと思いました。したくないって言ってましたもんね。確率の話は腫瘍内科の先生が詳しく教えてくれます。まあそう言わず一度話聞いてきて!聞かずに判断してあとから後悔してほしくないから」と半ば強引に言われた。

後悔?が少し引っ掛かる

「話を聞くことはためにもなるので、わかりました。でも現時点では99.9%しないですよ~」はいはい、わかったから…という感じで終話。

「なんならわたしホルモン治療だってしたくないですよ。でもそれはもう仕方ないと諦めてます」性懲りもなく畳み掛ける。

次回の予約は
腫瘍内科→乳腺外科

腫瘍内科で話を伺ってから主治医に結果を告げる流れ。少なくとも乳腺外科の診察時タモキシフェンが処方されるそう。

腫瘍内科って言葉も初めて聞く。「シュヨウって腫瘍なんですね。初めて聞きました」と私。「そこは癌の治療について詳しい先生がいるところなんですよ。気持ちはわかっているけど、ま、一回話聞いてきてね!」と念押し。

予約表の医師名を調べてみたらその内科のトップだった。今日の会話は共有されるだろう。変に説得される方向に持っていかれないかすこし心配。何で私ごときの病状にトップが登場するのか…実は良くないのか?さらに不安。

最後に、切り取った腫瘍見ておきます?と聞かれる。いや、見たくないですと答えるが「あらそうですか、たいがいみんな見ておくのに~」ってことで見ておいた(笑)
写真だけど。

……。

小さな小さな癌が1個あった。

こんなのが見つかったのか。
あぁ、これをあの時見つけられてしまったのか…。という気持ちに傾いたが、シャンと前をむいた。

だいじょうぶ。

そう自分に言い聞かせつつも
帰り道、ほぼアルファベットでかかれている病理所見の単語を調べてしまう。

サブタイプってやつは…
悪性度…高めになるのか

あーあ…こまったな。
もういやだ。



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