ポカポカ柚子湯でおやすみなさい!

夜、お母が柚子を買ってきた。風呂釜の中でぐちゃぐちゃにすんなよ！とのこと。今日は年に1度の柚子をお風呂に入れてあげる日なんだ。

ミョウガを入れる日とか、あとなんかあったっけ。

日本人って愛国精神なさげに見えるものの、自国の風習をそつなくこなしているなと思う。それから似たことを言うと、昭和頃の文化を街中で見つけると日本も捨てたもんじゃないな！と思う。

チャルメラとか、火の用心のおっちゃんとか。雪やコンコンのトラックとか、、

今日はよく冷えた1日だった。6つの玉がぷかぷか浮かぶお風呂が冷え固まった体をホロホロ溶かす。

それにしても柚子っていい匂い！きもちい〜〜。昔の人はこんな時に「ここで一句」とか言って素敵な言葉遊びができるのだろうか。

きもちい〜〜しか浮かばない令和の自分に情けを感じたので、腕いっぱい柚子を抱き抱え鼻でいっぱい息を吸う。いい匂い。なんだか楽しい！両手でふたつの柚子をを合わせればカチカチと、歯ブラシでつつけばコンコンといい音。

今日は私のくだらない幼稚な部分を程よく受け止めてくれる友達2人が私のイラストの展示を見にきてくれた。嬉しいのでいっぱいの小ボケをかましてしまった。

展示は私の地元、浦安の美容院で開催中。地元を知らない人を連れて歩くことは街の新しい一面を観れるからすきだ。

髪を切るためにお店にいたお客さんにサインを求められたり、ずっと入ってみたかったイタリアンの渡蟹パスタが美味しかったり。

乗ったバスに、どこかで見たことのある女性が座っていてうーーん誰だろうと考えたのち、一昨日行った100円ショップの店員さんなことが判明して可笑しかったり。（そのひと、スポーツ刈りに化粧気がないものの、肌がふっくら白く綺麗だったから覚えていた）

夕焼けから夜にかけてディズニーリゾートを一周したあとお手洗いに行ったら、手がかじかんでデニムのフライボタンが外せなくて困ったり。

変なガチャガチャとか、散歩しながらジングルベルロックを熱唱とか。

生まれて暮らして22年、まだまだ知らない可笑しなことがあちこち落ちているんだからかき集めて拾ってあげよ。なんだか健やかな年末の1日。ポカポカ柚子湯でおやすみなさい！