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あなたの生活ドラマの助演俳優賞は誰?


映画や漫画の中に存在する、クソ憎たらしいやつ、性根の腐ったやつがいます。
脚本家や作家が配置した、物語を構成する上で必要な存在です。
創作物ですよね。しかし私たちは感情移入し、腹立たしい気分に没入されるものが、良い創作です。
製作者側の意図を感じて冷めてたら、それは駄作ですね。
そのような悪役も、その設定の役を演じてくれる貴重な存在です。

創作物だとこのように考えられるのですが、実際の生活の中の悪役を前にすると、物語の登場人物のように腹立たしくなってしまいます。
高次元の方が言われる、悪いことをする人も悪いことをする役を共同創造している現実なるでしょう。没入しすぎてそれを忘れますけど。
悪役の人にとっても、私の存在が悪役なのかもしれません。「悪役」の敵は悪役です。

良い作家は、自分の書いている作品にも感情移入し、自分が作った登場人物の気持ちになって喜んだり腹立ってきたりするものです。
私たちの生活は私たち自身で作っています。
そこに登場する人物も様々な役割を演じて、自分の作った創作物の中で動いてくれます

人それぞれに創作物があります。
毎回出てくるような悪役パターンが決まってるような、水戸黄門ドラマのスタイルを好む人もいるでしょう。
いつものダメな男が登場する、毎度出るイヤミな女が登場する、定番ドラマは安心できるように、いつも通りの創作する人もいるかもしれません。
ハリウッド映画のような、定型物語はヒットしますね。
どの曲聞いても同じじゃんっていうミュージシャンはいますね。それも個性です。

私の創作物は時代とともに変わっていってます。自分の中の学びテーマが飽きっぽいのかバラバラです。
登場人物も、わかりやすい悪役ではなく、ステレオタイプではないので、どんな役なのか作ってる側(自分)もよく解りません。
主役は自分目線のようでありながら、実は助演者が目線の映画のようになったり、単館ロードショーでかかる様な、作ってる側も迷走している、難解な駄作映画かもしれません。

人それぞれに多様な創作物を自身で作ってるんでしょうが、それぞれに自身で審査員特別作品賞を与えると良いのでしょうか。
自分で創って自分で審査してるのだから。

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