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あなたの行為は痴漢です


女性の魅力的なお尻を見たら、さわってみたいと思う男は多いでしょう。
しかし、実際にさわる男は1万人に1人もいないでしょう。
このように、「思う」と「行う」には、無数の段階があります。思考から、実際の痴漢行為は、遥か彼方ほどの距離があります。
また、嫌なことしてきた人に、いきなり殴ることはないでしょう。
これを通常は理性と呼びます。
大抵の人は理性があって、いろいろ躊躇します。
(「躊躇」ってスゴイ画数ですね。変換は楽)
しかし、ネットでは事情が変わります

インターネット上の誹謗中傷対策を検討してきた総務省の有識者会議は28日、プラットフォーム(PF)事業者に求める対応をまとめた。被害者の削除申請から対応を求めることなどが柱。来年の通常国会で法整備し、義務化も視野に。

このようなニュースを見ました。
プラットフォーム会社は自分たちの都合の悪い情報は削除するのに、詐欺広告や悪質な書き込みには対応しません。
ネット普及の当初から言われてましたが、ネット上では気に食わないことに対し、悪意の書き込みが容易くされます。
躊躇がないように。理性がないように。
感情の抑制が効かないから、痴漢行為と同じ理屈です。
バレないように触る。バレないように書く。
何を思うのは勝手なのです、どんな批判も心の中で考えるのは自由ですが、いちいち書くという行為を止められない勢いがあります。
お前がケツをプリプリさせてるから、さわって何が悪いという勢いです。
そんな勢いで、自分こそ世界の正義かのように、悪意の暴走が起こります。

そういえば思い出しましたが、ネットで悪意の書き込みをする人は、いい大人の中年以上の男性社会人が多いという調査結果でした。
ネットに入り浸っている若いニートのイメージが社会にありそうですが、そうでは無いようです。
表でネットの悪意を批判してる人が、裏でネットの悪意を撒き散らしてるかもしれません。
ホントに悪意の書き込みする人は、ホントに痴漢してる人と同じ人かもしれませんね。

この記事にも悪意のコメントする人は痴漢です。
私のお尻が魅力的なのはわかりますが、触ってはいけません。

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