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いじめは、なぜ起こり、どうしたらなくなるのか

いじめの問題があります。
子どもの自殺者が過去最高数で、死因のトップです。
大きな社会問題であり、多くの方が対策を論じています。しかし、どれも決定打に欠けます。
私の中で、いじめ問題について一番納得いった話があります。
誰が述べたかと言うと、さかなクンです。

あの魚の詳しい、かぶり物の芸風だと勘違いする出で立ちで知らない人はぎょぎょっとする、さかなクンです。

さかなクンが説明しました。
「メジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。
せまい水槽に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃し始めたのです。
その1匹を別の水槽に入れました。
すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。
助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。
いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。
広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。」


さかなクンの声で脳内再生されました?
この話は私の中でものすごく納得しました。
いじめはその人の問題ではなく、狭い環境にあったのです。

その狭い環境にある最たるところ、それが今の学校です。
毎日、同じ人と顔合わせ、同じ行動を求められ、個性が大事と言いながら同じ正しさに誘導されます。
完全にメジナの水槽の中です。
どんな子もいじめる可能性が出て、どんな子もいじめられる可能性が出ます。
だから、今の学校がどんないじめ対策をしても、今の仕組みの限り根絶できないではないでしょうか。

私が考えるに、いじめ対策は、狭いクラス単位で完結せずに、他クラスの人とシャッフル授業や、先生も日替わりから始められないでしょうか。毎日ランダムで席が変わり、教室もランダム移動し、仲良しグループになる暇を与えないのです。
登校拒否の生徒も、シャッフルされたクラスならシレッと登校出来そうです。
いずれ、学年もミックスさせて、お互いに教え教えられ、江戸時代の寺子屋のようにできるはずです。
外と交流を持たし、小中の合同教室や、地域の大人が教える社会や理科など出来そうです。
要するに、狭い閉じた世界に完結させないことです。クラスメイトを流動させることで、いじめる隙を与えない。

どうですか文科省?
どうせ、いじめやすい環境を作るのが目的なんでしょうよ。


これは、大人の社会でも同じでしょう。
閉じた会社や組織など、狭く濃密な人間関係こそ、いじめが生まれる原因じゃないでしょうか。

いじめ自殺ニュースにぎょぎょっとする前に、さかなクンの話を聞いて、目からウロコを、メジナ分くらいは落としましょう。

しかしメジナとイジメは語呂が似てるなぁ。
やはり本質をついてるぞ!

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