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詩

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本
徒然なるままに。
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まーくん
まーくん

まーくん

詩

誰かが呼んだ。

ボクの名前。

誰かが読んだ。

ボクの性格。

誰かが詠んだ。

ボクの思想。

誰かって誰だ。

ボクだ。

結局ボクは
ボク以外になり得なかった。

ただのボクがひとり。

まーくん

まーくん

詩

コンクリートを泳ぐ魚

空を飛ぶ幽霊船

ぜんぶ僕の。

風に舞う蝶の擬音

山に落とされた金星の欠片

ぜんぶ僕の。

東北に漂う金木犀の香り

九州に咲くラベンダーの色

ぜんぶ僕の。

熟した君の木苺。

それは僕のじゃない。