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ep26. 被災地での生理問題

2024年1月1日に発生した
石川県能登地方を震源とする地震により、
犠牲となられた方々に
心からお悔やみ申し上げますとともに、
被災されたすべての方々に心からお見舞い申し上げます。

避難所での生活がはじまってから
SNSでは「避難所での生理用品の扱い」について
様々な議論が繰り広げられています。

特に目立った話としては、

〇男性目線
「生理用品は女性しか使えないものだから後回しに
皆が必要とするほかのものを」

〇女性目線
「生理用品の優先順位が低くて困っている」

というところでしょうか。

ただ生理は女性特有の健康課題ですので
男性に100パーンセント理解を求めることは
難しのかなと思います。

男性の友人に、
「生理用ナプキンは1日何枚使うと思う?」
と聞いたことがあるのですが、
「1日1枚か2枚?」
という答えがかえってきました。

女性によっても、量や何日目かによって
人それぞれではありますが
1日1枚はだいぶ少ないですよね。

被災地で支援物資を配布する男性のスタッフが、
「生理用品は1人1枚まで持っていってください」
と発言したことに、
SNSでは「少ない」「わかってない」という
意見が集まっているようですが、
男性も悪気があるわけではなく、
本当に何枚必要なのかがわからないだけ
というような気がします。

日本では生理に関する話は今まで
タブー視されていて
女性でさへ悩みや課題などを共有する
習慣はありませんでした。
それでは男性も知る機会はないはずです。

しかしフェムテックという分野が確立しはじめ
社会では女性活躍推進は掲げられるようになったことで
女性の健康課題、問題が浮き彫りになりはじめました。

生理=恥ずかしい、隠すべきこと

ではなく、

男女関係なく万人の健康課題として社会全体で容認
していくことで、
今回の被災地での議論のようなものは
生まれなくなるといいなと感じました。

男性の皆様へ
生理の話は聞きたくないし知りたくない!
と壁を作るのではなく
どうか少しだけでも耳を貸していただけますと嬉しいです。

株式会社Lforge
代表 根本理沙