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『水平線』を映画館で見た感想(今回は使用されているアイテムについて)

SNSで流れてきた映画情報で、ピエール瀧さんが主演の映画が公開されるとの事だった。役者としてかなり好きなこともあり、今回東北(私の行った先は仙台だが)ゆかりの話でタイミング的に何か縁があるなと感じたのと、通勤途中にある映画館で上映されるとのこともあり、やはり何か観なければという気持ちになったのである。

上映開始後ふと気が付いたのは喫煙者が異常に多い。喫煙者の気持ちは全く分からないのだが、一息ついたら火をおこして吸う。どういう場合でも吸う。何がなんでも吸う…。喫煙者にとってはタバコは第二の空気なのかと思うくらいだった。東北の人って喫煙者が多いのかなと思うくらいだったが、途中からこのタバコは何かの意図があるのではと思ってきたのである。

タバコを吸う人は震災の被災者という位置づけなのかなと。
それを当てはめるとひっきりなしに吸うのは、吸うことによって当時の事、亡くなった方への後悔の念を忘れようとしている行為なのではないかと。思い切り吸い込んでそして吐き出すその行為は、ネガティブな感情を書き出す行為『筆記開示』に似ているなと上映中ふと思い浮かんだのである。

もう一度みたいなと思ったがスケジュールの都合で上映期間内に足を運べそうにない。残念である。

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