戯曲公開中〜上演許可に必要な情報と費用〜

こんにちは、合同会社Level19です。

本日は、戯曲上演についてのご紹介をさせてください。

弊社の代表、黒澤世莉は演出家ですが、劇作家としての顔も持っています。
(日本劇作家協会の会員でもあります)

かつて主宰していた劇団での上演のほか、外部公演の劇作も手掛けており、

・5分で終わる短編から120分の長編
・1人で上演できる簡単な作品から13人を必要とする作品
・一幕ものから、場所や時間が飛んだりずれたりするもの
・少女漫画のような作品から社会派のような作品

など、様々な構造の戯曲を書いています。

黒澤のHPでは、すぐに各作品をお読みいただけるようPDFを用意してあります。

戯曲を読むのが好きな方、戯曲を読んだことがないから読んでみたい方も、ぜひこちらからご覧ください。
(もちろん、個人でお楽しみいただく分には無料です)

ちなみに、上演申請が多い一番人気は『月並みなはなし』です。


ところで、戯曲を自主的に公開している作家は何人かいらしゃいますが、その上演条件となると、明らかにされていないことが多く、上演希望の方がお困りになるケースがあるようです。

弊社では
・上演に際しご提出をお願いしているものリスト
・上演許可に必要な費用のご紹介

をHP上で公開しています

上演に際しご提出をお願いしているものリスト
上演企画書
(書式自由。申請者、公演責任者、連絡先、総予算、日程、会場、主催団体、演出家、出演者、などが分かるもの)

黒澤世莉公式HP

上演許可の検討に際して、弊社では上記の情報のご提出をお願いしております。

・申請者
・公演責任者
・連絡先
・総予算
・日程
・会場
・主宰団体
・演出家
・出演者

書き出すとたくさんありますね。
公演形態によっては、複数役職が重複する場合もあるかと思います。
例えば、
「申請者と公演責任者」
「申請者と演出家」など。

その場合は、同じ方のお名前を書いていただければ結構です。


逆に、申請段階では未定の部分があることも多いかと思います
例えば、
「出演者はこれからオーディションをするので未定」
「会場は探している最中」
「日程は”来年の春”くらいしか決まってないな」

大丈夫です。
今の段階で決まっていることだけでも、教えていただければ、それで検討ができる場合もあります。
一般的に、上演許可の可否を判断するにはある程度の時間がかかります。
全ての情報が出揃うまで待つ必要はありません。

「上演してみたいな」

と、フワッとした状態でも、まずはご連絡いただければと思います。


次に、大事な費用について。
弊社で取り扱っている戯曲に関しては、上演に際して必要な費用をこのように明示しています。

上演許可に必要な費用
1. 非営利公演の場合
入場料をとらない公演、初日から千秋楽まで365日間以内の公演  
一律5000円

2. 入場料・カンパ・その他助成金などがある予算規模500万円以内の公演の場合
総予算の5%

参考:劇作家協会ガイドライン
(リンク先には100万円を下回らない、とありますが、私は小劇場の公演の場合は予算規模をかんがみて、総予算の5%でご提案しています)

3. 1,2以外の場合
劇作家協会のガイドライン通りとなります。

黒澤世莉公式HP

まずは 営利か非営利か で大別されます。

次に、営利公演の予算規模で振り分けます。

最後に、上記に当てはまらない公演の場合のガイドラインをご紹介しています。


上演希望の問い合わせをするときは(特に上演申請に慣れていない方の場合)、相場が分からず不安に感じる、と言ったお声をいただくことがあります。

弊社には明確な定義がありますので、ぜひ、緊張せずお気軽にお問い合わせを頂ければと思います。

※なお、費用に関しては弊社の規定です。他の劇作家や著作権者に該当するものではありませんので、ご了承ください。


他にも
・新作書き下ろしのご相談
・黒澤の既存戯曲の改変に関するご相談
・配信による戯曲利用についてのご相談
・ワークショップでの戯曲利用のご相談
も承ります。

「○○を上演したいけれど、うちの劇団の人数的に出演者を減らしたい(増やしたい)」
「上演時間の関係で、特定のシーンを削って上演したい」
「近年流行りの配信システムで上演したい」
「ワークショップでの課題戯曲として、人数がちょうど良いから使いたい」

など、ご希望がございましたら公式HPよりお問い合わせください。