見出し画像

通称『II』という名前のゲーセン(北区新川)前編

我が母校、札幌新川高校の近くにあったゲームセンターなのですが、高校生になってゲーセン通いが中学生の時より自由になって帰宅時に寄れるという事で毎日の様に昼飯代を浮かせて通っていました。

恐らくこの辺りにあったと思われます。奥の茶色いビルの位置にあったと思うのですが同じビルだったかどうかは分かりません。自分が高校1年生の頃なので1983年から1984年にかけて通っておりました。

なぜ店名が『II』なのかというと店のドアにポールポジションかサンダーセプターのIIの部分のステッカーだけ貼ってあって先輩がその名前で呼んでいたため、身内では『II』の名前で呼ばれ親しまれていました。

そこでは、データイーストのザビガ(1984)や

セサミジャパンのバスター(1983)をよくやっていました。

このゲーセンはとある理由で地元の男子小学生がとても多かったのですが、男子小学生にあまり人気が無い上記2タイトルはいつも空いていました。なので毎日大騒ぎしている男子小学生を尻目に毎日数プレイして帰宅していました。

しかしなぜ恐らく学校で禁止されているであろうゲームセンターにこんなに男子小学生がいるのか、理由の一つには住宅街のど真ん中にあるため分かり辛く、周辺小学校の教師の巡回対象になっていなかったというのが挙げられますが、大きな理由として店員のおじさんが男子小学生にのみタダで無制限にゲームをプレイさせていたという事実がありました。

そしてここでまた新たな疑問が沸き上がります。
なぜ男子小学生限定でタダなのか?

そうなんです。その店員のおじさんは男子小学生が大好きなおじさんだったのです!!

ゲームプレイ中の男子小学生に背後から超密着して、股間を触ったり耳に息を吹きかけたりしている嬉しそうなおじさんを毎日観察しつつゲームをしなければならなかったのですが、仲間内では毎日そのおじさんの話題で持ち切りでした。

男子小学生の背後に回ったおじさんがヘッドロックの状態でエビぞりになって、自分の体の上に乗せた男子小学生の股間を触りまくったり、座ってプレイしている男子小学生の股間を軽くパンチしたりといろいろありましたが、男子小学生はタダでゲームが出来て楽しそうだったのでまあwin-winな関係なのかなとか思っておりました。

そのおじさんは我々男子高校生には興味が無いらしく、声を掛けられた時も
「弟とか居たら連れてきてくれよ」とか恐ろしいことを言っておりました。この状況を見て連れて来る訳が無いだろと思ってましたが、実は弟が行っていたことが後で分かって、もう絶対に行かない方が良いとやんわり忠告していたりしていましたが、弟もあのおじさんはちょっと気持ちが悪いから一回行ったけどそれから行ってないと言ってました。

そんなある日ある事件が起きます。
後編に続く

よろしければサポートお願いいたします!困窮に喘ぐGAMERS BAR lettuce702の諸経費として使わせていただきます!