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元会社員が起業・フランス移住。女性がやりたいことを妥協しない社会に①


元会社員が海外フリーランスになったわけ


こんにちは!
このnoteではポッドキャスト番組
「毎日5分パリのテラスのキャリアカウンセラー」から
毎月のおすすめエピソードをシェアしていきます😍

今回の記事ではpodcastを発信しているSakiさんの
起業の9年間の軌跡&フランス移住後ライフステージの変化
Sakiさんの起業スクールメンバーだった私、
「元会社員・フリーランス1年生のEmily」視点から
ご紹介していきたいと思います!

Sakiさんの経歴

・「毎日5分パリのテラスのキャリアカウンセラー」としてpodcastを配信
・大阪出身で元会社員から「好きなことをシゴトにする」海外フリーランスへ
・現在パリ在住、起業9年目、起業スクール「メゾンコワーク」代表

世界の好きな場所で、好きなシゴトで、飛び立ちたい方へ向けて
起業のカウンセリング、コンサルをやっています。
他にもパリビジネス(ファッションショー等)出張の通訳や
イベント事業なども手掛けています。

代表をしている起業スクール「メゾンコワーク」では
会社員・フリーランス・子供のいるママ・海外在住者・学生など
様々が女性の好きなシゴト・ライフスタイルを実現するサポートをしています。

<SakiさんSNS情報>
🎧Podcast「毎日5分パリのテラスのキャリアカウンセラー」⏩https://open.spotify.com/show/3vTdlwWXWIxLB7UThDBatN
⏩インスタグラム https://www.instagram.com/saki.paris_freelance/
⏩その他のSNS: https://instabio.cc/11202qCRkkd

🎧 podcast「好きをシゴトにする女たち」
起業スクールメンバーで立ち上げたラジオもあります。⏩https://open.spotify.com/episode/3goSdKzcvohG2G96Hz2LAV?si=Frzak1MnReGlSkDy0p8rGA

ちなみに記事を書いているEmily

・メーカー営業で会社員、出張会議と忙しい毎日を5年間過ごす
・コロナで在宅勤務になり28歳でふと「人生このままでいいのかな?」と悩む
・そんな時Sakiさんのpodcastを知り「やりたいこと&好きなことを仕事にしたい!」と一念発起、起業スクール「メゾンコワーク」に2021年に入る
・そこから2年、2022年脱サラ・2023年フリーランスとして好きなことを仕事に再スタート
・現在夢だった海外移住のために準備中(2024年出発予定)

<EmilyのSNS情報>
⏩インスタグラム:https://www.instagram.com/emily.choiceforwomen/
⏩ポッドキャスト:https://open.spotify.com/show/1VSsdGmAJ7roOvoBYQNfe7


ライフステージの変化でキャリアから遠ざかる先輩たち


Sakiさんは元々日本で会社員をしていました。
フリーランスになったきっかけは会社員時代。

音楽・イベント業界で忙しく、
素敵な先輩方が遅い時には深夜4時まで笑顔で働く会社だったそう。

そんな先輩方が
結婚や妊娠・出産のライフステージの変化で
キャリアの第一線から去って
同じポジションに戻らない姿を見る日々。

一方で子供がいる先輩は忙しい仕事の中で
家族との時間を取れない生活をしていたり。
プライベートを優先しようと思ったら
仕事は諦めなくてはいけない姿を見ていく中で

「たくさん働くのが美徳」
「プライベートも犠牲にしなければならない」

そんな風潮を目の当たりにしたそうです。

女性のキャリアがライフステージの変化で狭まっていく社会、
ただの社会のシステムに
女性たちのキャリアやプライベートなど
可能性が潰されていく姿に違和感を感じていたSakiさん。

しかもそれに気付いていない人が多かったことも
違和感を余計に増やしていたのかも。

Sakiさんは自分の好きなことややりたいことを諦めずに
望んでいい、選んでいいということを体現したい!
そう思ったことがフリーランスの道を選択したきっかけだそうです。

私はこの話をpodcastで聞いた時にすっごく共感していました。
「自分と同じことを感じていて実現している人がこの世界にいるんだ」
って衝撃でした。

会社の状況は違ったのですが同じ日本の会社。

私はメーカーで営業をしていたのですが
入社当時、本社採用同期の女子が6人いました。
みんな同じ枠だったけど外勤営業を希望していたのは私一人だけ。

そのほかの女子社員は本配属時に工場・本社で
内勤(経理とか事務関係)に配属されました。

会社全体を見ても
女性営業は全国47都道府県を見ても私を含めた独身女性3人だけ。

私が会議、打ち合わせ、時には車で
東京都内から全国の工場(車で行くのは宇都宮とか神奈川とか群馬)
へ行き忙しなく働く姿を見て

「私には無理。営業にはなりたくない。」

そう口にする同期たち。(ひどくない?笑)

でも事務所の中で淡々と仕事をこなして
会議では空気を読んで発言せず、
優秀な女性たちが
力量よりも低い仕事を与えられているように見えたり
やりたい!と思った仕事は任せてもらえない。

お客さんが来た時には男性は駆り出されないのに
女性の彼女たちはお茶汲み要員として佇む姿を見て、
なんか違和感を感じていました。

女性営業の仕事はすっごくやりがいはあったけど、
ハードで毎日を生きるのが精一杯で
5年先・10年先のロールモデルがいない不安を感じていたり。

でも事務所で働く女性たちは5年10年同じ仕事をしている人が
いる一方で自分らしさを押し殺しているように見えてしまったり。

社会の中で、言葉には出来ないんだけど
女性たちが光を失っているような感覚があって
漠然とした不安に駆られている時に
Sakiさんのpodcastはドキッと胸を打つものでした。

プライベートを犠牲にして働くのが美徳

会社を退職してフリーランスとして走り出す

そんな忙しすぎる会社員時代を経て、
フリーランスとしてライターになったSakiさん。

ライターを選んだきっかけは
Sakiさんは年間8000冊以上を読むくらい本が大好きな読書家で、
いつか仕事として文章に関わりたくて、
さらに自分が書く側になりたかったからだそう。

小学生の夏休みには朝から晩まで図書館にいて時間を過ごしていた幼少期。
図書館や本屋が大好きなSakiさんからすると
本がある場所は「パワースポット」

そんなSakiさんが会社員を辞めるとなった時に
やりたいこととして真っ先に浮かんだのが「書くこと」

書くことが仕事のライターだったら
ネットの媒体もあって未経験でも出来そう!と
会社員だった頃に転職活動を開始して
深夜までの仕事の合間に
記事をたくさん書いて書いて応募をしまくったそうです。
(すごいバイタリティ!!笑)

でもそのくらいの情熱があるから行動出来るのかもって
その話を聞いて私はなんかワクワクしました。

そこから仕事が決まっていき

「なんかいけそう!!」
そんな自信が湧いてきたタイミングで退職へ踏み切ったSakiさん。

紆余曲折はありつつも
ライターとして在宅で仕事が出来るようになり
どこでも働けるフリーランスになったのでした。

夢だった海外へ出発、フランス移住


幼少期からお父様が海外へ出張へ行く姿を見て
「かっこいい!」と憧れを持っていたSakiさん。

海外へ住むことにも興味があったけど、
踏み切るには至らず、
忙しい会社員時代には休みの合間をぬって
色んな国へ旅行に言っていたそう。

気づくと会社を退職してフリーランスになってから
在宅でどこでも仕事が出来るようになっていて。

ずっと海外へ住みたいと思っていた思いが込み上げ
お金が貯まって行った時に「今じゃない?」と思い、
カナダ・バンクーバーへ出発したそうです。

そこではSakiさんが「好きな仕事に向き合うきっかけ」に出会います。

バンクーバーで働いた日本食レストランでは
お皿や箸を決められた向きに並べたり、おしぼりを規定の三角の形に折ったり。
海外に来て移民として暮らして語学が出来ない状況で感じたことは

「仕事がこんなに限られてしまうんだ」
「なぜ海外まで来てこんなことをしているんだろう?」

私はここでは本当に、何者でもない、と無力感が込み上げて
その時に伝えたいこと・思った言葉も満足に話せない、
そんな虚しさは、社会人になってから感じたことのないものだった。

当時のSakiさんはお金を稼ぐためにそれをやっていて
自分の中で好きとかワクワクする気持ちからの
「やりたい理由」はなかったと振り返ります。

「やりがいを持って、自分の好きな仕事をいつでも出来る人になろう」

カナダでの体験で強く思ったことが大きな転機だったそうです。

そこからカナダ時代に度々足を運んだフランスに惹かれ、
フランスの誇り高い街の様子、文化や歴史が詰まっている風景。

日本とは全く違うフランスの「働く文化」を知った時に
もっと知りたい、書きたい!
そんなワクワクする気持ちが湧いてきたそう。

深夜4時まで働く日本の会社員時代の働き方、
あの生活に何か変化をもたらせるんじゃないか。
だんだんとフランスに移住したい気持ちが強くなって
旅行からそのままフランスに住むことに決めたそうです。

その後フランスではバイヤーとして活動したり、
コンサル業を行ったり、SNSでの発信をしてきた9年間。
プライベートではフランス料理を作ったり、郊外に遊びに行ったり。
ワクワクする気持ちを元に行動して
楽しい日々はあっという間に過ぎていったSakiさん。

Sakiさんが発信を始めた当時は今のようにSNSで、
しかも独身でフリーランスの人がいなくて
顔出しをしながら発信をしている人はいなかったそうです。

Sakiさんから学んだ大事なこと

私自身Sakiさんの体験や話を聞いて
すごく大事だなって思ったことがあります。

「時には見切り発車で行動すること」

会社員時代の私が一番多く時間を
費やしたことは悩む時間でした。

大前提として悩むことって全く無駄じゃないと思います。
悩んで苦しむから人の気持ちに寄り添うことが出来るし
体験から学んでい自分も成長していけるから。

でも悩みすぎて動けなくなって
結局諦めてしまって元の生活に戻る。

好きなことが好きじゃなくなったり、
夢を見なくなる。

不安に押しつぶされて
自分の持っている良さを発揮できずに
無理だって諦めてしまって
その結果が妥協した人生になってしまう。

そんな選択が一番悲しいって思うんです。

だからSakiさんの

「好きなこと、やりたいことに挑戦してみる」
「なんかいけそう!」

って気持ちはめっちゃ大事だなって
私も会社員を辞めて、フリーランス一年目だけど思います。
上手くいかないこと沢山あるけど
「なんかいけそう」って思ってるし(笑)
でもそのくらいの情熱があるし、
その気持ちを大事にしたから走り出せたし
すでに行動しているSakiさんから勇気をもらったんです。

フランス移住後のライフステージの変化(前半)


私がSakiさんに出会って変わったことの一つに
結婚観があります。

好きな人が出来て、付き合って、
2〜3年したら結婚して子供を産んで。
もし旦那さんが海外に興味がある人だったら
海外駐在妻になったりして・・・
会社員だった3年前くらいは

「自分の人生ってこんな感じかな?
まあ、30歳までに結婚して
そこから子供が出来ればいいよね。」

って思っていたし、
会社の同期や友達ともそんな話をしていました。

Sakiさんのパートナーシップや生き方を知ってからは
もっと沢山選択肢があっていいし
自分もそれを実現していけるって気持ちの変化になったんです。

パートナーシップの変化「PACS制度」

カナダでの経験から
フランスで好きなことを仕事に
バイヤーやコンサル業を経て
海外フリーランスとして活動してきたSakiさん。

そんなSakiさんのフランス移住後の
変化の一つがパートナーシップ。

Sakiさんは現在フランス人パートナーがいて
フランスのパートナーシップ制度
「PACS(パックス)」を結んでいます。

PACSはフランスに住んでいない人からすると
「それなんなん?」って思いますよね。
Sakiさんによると結婚ではないけど
パートナーシップ制度で結婚みたいなやつとのこと。

ちなみパックスを結ぶにあたって
書類の準備をするのに10ヶ月くらいかかったそうです。
側から聞くとすっごい大変そう・・・。

しかし放置期間も含めての10ヶ月らしく、
手続きがなかなか進まないのはフランスあるあるらしいです。笑

Sakiさんの所感としては

パートナーと一緒にいる生活が
すごい好きでいい関係性を築いているな〜って感じている。

でも元々過去にいつもパートナーシップがうまくいっていた!
というわけではなく、今パートナーといい関係を築けているのは、

自分からあえて、素敵な人たちがどうしているか、
という情報に交わりに行ったからだそうです。

以前は失恋をした時には「嫌やな、疲れるな」って感じて
何度か恋愛で同じ結末を繰り返していたそうです。
でもそうしているうちに、
もしかして何度も同じようになるってことは、
原因は相手ではなく自分にあるかも?って考えに至ったそうで。

失恋中、もう恋愛なんてしたくない!って時にしたことは、
失恋したことを酒のつまみにしてくだを巻きつづけるのではなく、
(1,2回はくだまきも必要かと・・笑)

あえてラブラブなカップルの話を聞きにいくことだったそう。

Sakiさん曰く、なりたい理想の姿、を探しにいったのです。

次回「フランス移住後の変化(後半)」「女性がやりたいことを妥協しない社会」について②に続きます。

今月のおすすめエピソード


<パリのキャリアカウンセラーSakiさん>

🎧 podcast「好きをシゴトにする女たち」
起業スクールメンバーで立ち上げたラジオもあります。⏩https://open.spotify.com/episode/3goSdKzcvohG2G96Hz2LAV?si=Frzak1MnReGlSkDy0p8rGA

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<この記事を書いた人Emily>
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