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インド 鉄道の旅 珍百景【デリー・アグラ】


ひとつ前のnote記事、なんの説明もなしにフマーユーン廟を終えたところから始めていた。笑

5月後半の1週間、中高の同級生の友人Dがインドにやってきて、北インドのデリー、アグラ、バラナシをゆく北インド旅をしていたのでした!
インドに来る前日、ランチして軽く誘ったら本当に来てくれたというやばすぎる出来事。脅威のフットワークの軽さ。飲み会とかは行かないけど、インドなら行くと言ってたのが可笑しかった。笑 はあーおもしろい。

今回は、そんな友人Dとともにしたインドの鉄道旅について。
何だか面白い光景が多くて、とっても楽しかった旅の一場面。
デリーから、タージマハルを見物しにアグラの街へ〜

IRCTCでチケットを購入

今回はデリー〜アグラ間を往復する鉄道の旅。
まずはオンラインでチケットを購入するのですが、今回の旅の準備における一番の山場はここでした。(旅中の山場はもちろん別。笑…)

IRCTCというサイトで希望のチケットを検索、購入できるのですが、このサイトのクオリティに問題がありまして…
アカウントを作成する時に、エラーが続出。
誕生日を入れる欄がないのに、誕生日が無効だとエラーになったり、外国人はアカウントを作るのに100ルピーかかるということになっているのに、外国の電話番号だと登録できなかったり…他にも山ほど。
結局1、2週間かかって友人がとってくれました。トホホ
ちなみにこの手のエラーはインドではよくあること。

そういえば、観光ビザを申請するときのオンラインフォームで、住所を入力したら字数オーバーと表示されてしまい、30字以下になるように適当に文字を削ったりすることもありました。あんたがそれでいいならいいけど…という気持ちに…

チケットを手にして当日を迎えます。

いざ乗車!

ニューデリー駅に到着。
まずはプラットフォームの番号を確認します。

May I help you? とか何とか書いてあるカウンターに向かったところ、向こうへ行けと示されて、Inquiryと書いてあるカウンターへ。
その後手荷物検査を通って、プラットフォームへ向かいます。ニューデリー駅は16本くらいのホームがある巨大な駅でした。

ホームに列車の個別の番号が表示されるので、該当する列車が来たら乗り込みます。
等級が細かく分けられているので注意です。

わたし達は3Aという等級に。3段の寝台列車、AC(エアコン)付きという意味で、500〜700ルピーくらいの高級な座席。
実際は真ん中の段が折り畳まされていて、ベッドは2段になっていましたが。

予定時刻を10分ほど過ぎたころ、列車が出発。
出発のアナウンスがない代わりに、乗り遅れた人が乗り込めるようしばらくの間はゆっくり前進します。

車内の様子 手前の男性はチャイを片手に

3Aの車内はかなり落ち着いていて、みんな横になって携帯で映画を見たり、車内販売のお弁当を買って食べたり、チャイを飲んだり。

座席もわりと綺麗。
とはいえのみ終わったチャイの紙コップや、ご飯の食べかすを平気で座席の下に投げ込むので、スーツケースを座席の下にしまうときは覚悟と諦めが必須。

そういえば最近、自分の決心が覚悟なんだか諦めなんだか分からなくなって悩みます。
覚悟って、傷つくことを受け入れることで、それって保身への諦めでもあるし…
傷つく覚悟を持ってして居る、ってことが最近の個人的な問題。別に傷つきたくはないんだけど…

チャイは一杯10ルピー。1日10杯飲むのが作法

車内販売ではパンとかチャーハンのお弁当、お菓子、チャイなどを売っています。

これが面白くて、どうやら勝手に乗り込んできて勝手に去っていくスタイルらしい。笑

もうすぐ駅に着くというところで、席を立ってドアの近くに立ってたら、
車内販売用の大きなカバンを抱えたお兄さんがいて、しばらくして走行中の列車からスッと降りて歩いて行ってしまいました。笑
びっくりしてドアから顔を出して彼の行先を目で追いかけてみると、すでに遠くなった彼が手を振ってくれた。

何でもないみたいな顔して行ってしまう


そうして2時間ほどでアグラカント駅に到着。
予定より20分くらい早めに到着しました。早めに着いてしまうこともあるのかと驚き。

ホームではポーターという係の、制服を着た人がいて、荷物を運んでくれます。
駅の他にも空港にもいて、どこでも基本的に1回200ルピー。なんか高い気もするけど。
丸めた布を下敷きにして、頭の上にスーツケースを乗せて、手にも荷物を持って運んでくれます。やっぱり、ここの人って器用だと思わされる。

アグラ駅のポーター。器用だー

そういえば今回の鉄道の旅では、往路ではチケットを確認する係の人が回ってきましたが、復路は一度もチケットを確認されませんでした。
駅では手荷物のX線検査はあるものの、改札はなし。
チケットの有無より、手荷物検査の方が大事なんだ?と不思議な感じです。


最後に、復路の駅で見た面白い光景を。
発車寸前の車内から、ホームにいる売り子のチャイを買った人がいたようで、列車の窓枠にチャイの保温ボトルを引っ掛けたまま列車が出発。
走ってそれを追いかけて、チャイのボトルを回収し、窓の隙間から代金を受け取る一幕を目撃しました。笑

私からしたらそんなのありかと疑うようなギリギリの状況だけど、なんだかんだどうにかなってる感じがインドっぽさの詰まったワンシーン。
別に本人たちは何てことない、みたいな顔なのが彼らの肝の据わりようを感じます。

駅に散らばる荷物。一体なんだったのか。

何だか支離滅裂な記事になってしまったけど、インドの面白いところを満喫できた鉄道の旅でした。
その辺をかいつまんで読めたと思ってもらえたら助かります。

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