マカオと台風～マカオガイド・椿

台風接近に伴い小学校が2日間お休みになった日、風が少しある程度で雨は降っていなかったので、息子と公園や図書館へ出かけました。
この夏はあまり台風に悩まされませんでしたが、昨年は10月に台風上陸しましたのでまだまだ油断できませんね。
台風の際、日本と香港マカオでは交通機関の対応も違います。
いざというとき困らないよう、おさらいしておきましょう。

まず香港マカオには台風シグナルというものがあります。
シグナルは1、3、飛んで8、9、10の5段階です。
シグナル1は台風が接近していることを表します。
シグナル3が発令されると、マカオでは幼稚園や小学校が休みになります。一方、託児所は開けているところもあります。ここまでは平和です。
台風上陸に伴いシグナル8が発令されると、様相は一変します。
中高大学に加え会社も休みとなり、交通機関も全面ストップします。
荒天時は外出しないことが推奨されるので、シグナル8発令予告が出るとスーパーは大混雑し、商品棚から食料品がなくなります。
台風の強さや規模に応じて、シグナル8以降9、10と危険度が高くなります。

旅行者にとっては香港・マカオから出られなくなるので、台風シグナル8以上はとても困ります。
特に移動日に当たると悩ましいです。
香港マカオをつなぐ交通はバスや船がありますが、どちらかがシグナル8が出れば運行は停止し、どちらもシグナル3になるまで運行の再開ができません。
これがなかなか厄介で、半日以上かかることも多いです。
特に帰国日にあたる場合には、先を予測して動かないといけません。
香港は飛行機が飛んでいるのに、マカオはシグナル8のままで移動できず飛行機に乗れないというケースが出てくるからです。
もしツアーでご参加の場合でも、マカオのホテル集合時間にはシグナル８になるかもしれないという場合には、旅行社やガイドに連絡の上ご自身で香港空港まで移動する勇気が必要になることがあります。
台風での飛行機遅延が海外旅行傷害保険で保障される場合もありますが、マカオから出られずに飛行機に乗れなかったという場合は保険の対象外です。
シグナル８の発出時間は前もってアナウンスされるので、もし台風接近の際にご滞在中であれば、香港マカオ各気象局やニュースを常にチェックして万一に備えてください。
日本に帰れないというトラブルを避けるためにも、台風による交通網の停止にはくれぐれもご注意ください。

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■マカオガイド・椿■
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