マカオ名物ポルトガル料理~マカオガイド・椿
マカオの魅力の1つは、美食にあります。
広東料理やポルトガル料理、ローカル料理やスイーツなど、おいしいものが目白押しです。
中でも特におすすめなのがポルトガル料理です。
マカオのポルトガル料理は大航海時代の味とも言われ、2012年にマカオ非物質文化遺産に認定されました。
とはいえ日本にはまだポルトガル料理専門店が少なく、ピンとこない方の方が多いと思います。
ポルトガルではシーフードやお米がよく食べられており、こういった食材を使ったメニューが多いです。日本人の口にもよく合います。
ポルトガル料理は、スペインと同じくサングリアが人気で、イタリアのリゾットのようなトマトベースの海鮮ご飯があり、南欧風の洋食と言えばイメージしやすいでしょうか。
そこにさらに海の男のワイルドさを足したのがポルトガル料理の特徴で、ステーキや焼き魚も名物です。
そんなポルトガル料理に欠かせない食材が、バカリャウです。
バカリャウとは白身魚のタラの塩漬けのことで、塩抜きしてから料理に使います。
ポルトガルにはバカリャウ料理のレシピが200種類あると言われ、人気の国民食であることが伺えます。
ポルトガルからはるか遠いマカオまで、はるばる船で持ち込んでいたことを考えると、本国で熱烈に愛されている食材なのがよくわかりますね。
マカオでよく食べられているのは、バカリャウボール(タラのコロッケ)や、バカリャウとポテトの卵炒めです。
タラがちょうどいい塩梅で、とてもおいしいです。ビールのおつまみにもよく合います。
どのメニューもおいしいので、マカオにいらしたらぜひ召し上がってみてください。
そしてマカオで人気のポルトガルスイーツと言えば、エッグタルトです。
飲茶などでも食べられる広東風エッグタルトとの違いは、タルト部分の生地と焼き色の有無の2つです。
ポルトガル風はバターを使ったサクサクパリパリのパイ生地で、広東風はラードを使ったさくほろの生地です。
フィリングはどちらもプリンのような卵ベースですが、ポルトガル風は焼き色がついた焼きプリン風で、広東風に焼き色はついていません。
どちらもおいしいですが、わたしはポルトガル風のほうが好きです。
パン屋さんなどでは2種類置いていることもあるので、食べ比べてみても楽しいですね。
マカオにお見えになった際は、ぜひ召し上がってくださいね。
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■マカオガイド・椿■
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