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気ままにフェリー 第1弾  南海フェリー

はじめに

突然だが、自分はフェリーが好き。もともと旅好きで、山育ちの自分は海にほんのり憧れがあった。しかし、なんとまあ便利な世の中、本州四国連絡橋は3つもあり、四国と本州を繋いだ。高速道路網も張り巡らされ、移動にかかる時間は短くなる一方である。そんな現代だからこそ。自分は声を大にして言いたい。フェリーはいいぞ。旅×船は非日常のオンパレード。潮の匂いに誘われてデッキに足を運び、無駄に高いカップヌードルの自販機で買ったラーメンを啜れば旅情が溢れて自然と口角が上がる。今まで乗ったフェリー、乗ってみたいフェリー、色んな航路を主観100%で語っていくシリーズです。とりあえず勢いで始めてみたシリーズなので続くか分からんが、まずは皆さんお馴染みの南海フェリーから。

航路概要

まずは概要から。

  • 区間 和歌山港-徳島港

  • 所要時間 約2時間

  • 便数 1日8往復 (繁忙期は増便)

  • 料金 旅客 2200円くらい
       車乗せたら1万円くらい

徳島市沖洲の徳島港から和歌山市湊の和歌山港を2時間で結ぶ航路。2時間というのが絶妙で、寝るもよし、ぼーっとするのもよし、同行者と話すもよし。どんな過ごし方をしても、いい頃合いで目的地に到着となる。あと、個人的に素晴らしいと思う仕組みは「好きっぷ」というもので、この仕組みを使うと徳島港から和歌山港へ、そこから南海電車を乗り継いで南海難波までの区間が2200円で乗車可能!和歌山港には南海電鉄の駅があり、深夜便を除いてフェリーのダイヤと電車のダイヤが接続するようになっている。なので、ほぼ待ち時間なしで電車に乗り換えることができる。電車が乗り入れるフェリー乗り場も今は減ってきているからこれは貴重なのである。徳島から難波まで2200円で行けるというのはお得感が半端ない。もちろん復路も利用可。でも、車とかバイクをフェリーに乗せたらちょっと割高に感じるんよな〜〜。
船は、ベテランの「かつらぎ」と、新造船の「あい」の2船。個人的には「かつらぎ」の方が多く乗っていることもあり思い入れが深い。あと、なんとも言えない、重油と潮と何か分からない匂いが混ざった船の匂いが好き。

テーマソング

南海フェリーの素晴らしいポイントのひとつはテーマソングである。これは言い切ってもいい。和歌山港が近づくにつれ、工業都市の様相を呈するようになる。うっすら工場の煙突や建物が見え始め、徐々に姿が大きくなり、青岸の橋がくっきり見えたくらいのタイミングで流れているのがこの曲。ゆったりとした曲調に伸びやかな声、この歌に何度涙腺を揺さぶられたか分からない。

おわりに

大鳴門橋と明石海峡大橋による神戸淡路鳴門自動車道が開通するまでは、南四国と関西を結ぶ大動脈であった南海フェリー。かつてのような賑わいはおそらく無いけれど、連休時などには家族連れなどで混雑することもある。混んでるときは、寝る場所ないやんか〜と少しがっかりするけど、それよりも賑やかな船内の空気が嬉しくて、2時間くらいなら我慢するか!と割り切れる。紀淡海峡を東西に繋ぐこの航路に乗るたび、デッキから見る淡路島は大きく見えて、あぁ、淡路島って直線距離で結んだら近いんだなあ〜〜と思う。
南四国と和歌山を繋ぐ南海四国ライン、南海フェリー。恐らく自分が1番多く乗ったフェリーです。

勢いで書き切ってしまった第1弾。乱文なのはご容赦ください。次回があれば、また。

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