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骨の折れる療養記😭骨折しました(11)

骨折から1か月、車いすと松葉杖、足装具の生活です。

今日は腫れ、むくみについて話します

当初ギプスで見えなかった右足(踵骨骨折)は、
ギプスが取れたあとパンパンとふくらはぎまではれ上がっていました。
とてもフィット感の良いギプスで、装具をつくってくれた技師さんが、上手なギプスですねと唸ったほど。
そして、足趾の運動が浮腫みを減らすとわかっている私は一所懸命足の指をグーパグーパと動かし、自分の手で親指の付け根を引っ張ったり押したり。
次には動かないように固定されているギプスの中で足首を動かしているつもり(等尺性運動)として足関節の運動を続けていました。
それでも、10日経過後に装具作成のためにギプスをはずすと、もっこりした足背に、同じ技師さんが腫れていますね~と再度唸りました。

さてその日から、副木(シーネ)をはずしたときには足背のマッサージとバブ浴、そしてますます足趾の運動を繰り返すようになりました。

腫れはなかなか引きません。
ケガして3週間、装具をつけて体重をかけることができるようになりました。
踵骨骨折に使うGraffen装具は前足部(指~指の付け根)、足底弓蓋(アーチ、土踏まず)に体重をかける構造になっています。
最初は痛くて、体重がかけられない。
だんだんに慣れてくると足のむくみが減ってきます。
足背(足の甲)にしわが寄ります。
歩いた後の方が朝、目覚めたときよりも足のむくみは減っています。
足は地面について体重をかけることで血流が良くなります。
そうすると体重をかけたときの痛みも少なくなるのです。
足底への荷重ファーストですね。

高齢者施設での入居者足が浮腫む問題

高齢者の方が車いすで足底を足台に乗せないでぶらぶらしていることがあります。長時間その姿勢でいるとアキレス腱が短縮するとともに足が浮腫んできます。
浮腫むので靴が履けなくなって、ますます足部への感覚入力、荷重がしなくなって、筋力低下、足のむくみが増大。施設ではよく見かけられます。
足を足底版や床にしっかり設置することは浮腫み防止のために重要です。

足に体重をかける生活が、歩くために必要です。
体重をかけることで足の骨や筋肉が鍛えられます。

かかとに体重がかけられなくても、装具をつけて足指やアーチに体重をかけてリハビリテーション歩行中です。
そうして、昨日、うちくるぶしの骨が見えてきました。
むくみの中に埋もれていた私の可愛いくるぶし
外くるぶしの骨が見えるようになるのはもうしばらくかかります。

骨折療養記連載中。
医師が骨折して思うこと、治療経過を書いています。
プロフィール 
60歳代女子、右鎖骨遠位端と右踵骨骨折
右踵体重をかけられないため装具で車いす、松葉杖生活です。

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