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脳卒中の後遺症「痙縮」ボツリヌス治療とリハビリテーション(5)

今日はボツリヌス治療と一緒にすると効果のあるリハビリテーションについて書きます。
痙縮の強い筋肉に対してボツリヌス治療をした後、ストレッチが有効です。

一部の患者さんは歩く練習が大好き。
せっかく注射の治療をしたのですから、前後にアキレス腱のストレッチを加えてくださいとおススメします。
でも、ボツリヌス治療後歩きやすくなると、ストレッチが控えめになってしまう傾向があります。
ストレッチは時間がかかるし、地味な訓練です。
一生懸命な方に限ってものすごく勢いをつけてアキレス腱を伸ばします。
ゆっくり、じわーっとアキレス腱を伸ばすコツ、下の動画にあります。

私としては家族の方は歩く距離を承認するのではなく、こつこつとストレッチを続ける患者さんを褒めて、認めてほしいと思っています。

https://www.youtube.com/watch?v=1h9PVspjNEQ

指については前回の(3)の動画も良いですが、この指のストレッチは健側でできる緩やかな方法です。試してみてもいいかもしれません。

ボツリヌス治療の後は歩くより、ストレッチに時間をかけてください。

次はボツリヌス治療は一回で治る治療ではないことを紹介します。
続く

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