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和菓子展覧会から和洋ミックスを考えた

友人が和菓子を作っています。創作です。

展覧会に入選したお菓子を見に京都へ実物行きました。

旧三井家下鴨別邸という重要文化財の中でいくつかのお菓子が展示されています。
柔らかそうな実物の和菓子、宝石とも、コサージュのようにも見えます。

その原材料の種類は多くありません、豆、砂糖、米粉、餅など。色と形でそれぞれの和菓子の世界を作ります。
チョコレートなど洋菓子の材料を使ったものはありませんでした。
一部にレモングラス、食用菊、レモンの皮を使ったものがあり、これは和洋ミックス。

和菓子の世界では、洋菓子の材料は使いこなしにくいのかもしれません。

さて、医学の世界の和洋ミックス。
人工関節や骨接合の手術器具、機会は海外で開発されたものがほとんどです。今では国内で開発されているものも多いのですが、発想はウェスターンスタイル。

私の専門領域の整形外科、リハビリテーション科での人工関節についても、和式の生活は想定外。
人工膝関節、人工股関節に正座は想定されていないため、術後のリハビリも正座はおここないません。
他にも、外見を重視する国民性と、機能を重視する開発国で義手の使われ方も異なります。
疾患に対しての治療は世界共通ですが、その後の生活は地域により特徴があります。

和洋ミックス、古くて新しい問題です。

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