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70歳の娘息子がする90歳代親の介護

年末に暗い話題でしょうか。
これから2、3年かけて問題になってくると思う90歳越えの介護について。
特にお金との関係です。

現在、その親と一緒にいるのは、60歳後半から70歳代の息子夫婦。
定年はすでに迎えた、子供世代は自宅ローンのため、生活のために仕事を継続している。
もっと若い世代はというと、リストラとか、会社が潰れたりして都会から戻ってくる人たち、元から都会には行かず、低い収入で暮らしている30〜40歳代。こちらの生活も不安定。少なくても両親やその上の世代を面倒見る余裕はない。
さらに下の世代は小学生や中学生。ゲームをやって、スイミングして、スポ少に入って、あるいは塾に行って忙しい。
どの世代も経済的に余裕がない。

病院の医師として患者さんの在宅移行を進めていたときは、定年後も生活のために働かなければならない70歳で、どういう人生設計だったんだろうと疑問でした。
でも、普通の家庭なんですね。
家を建てるのに借金、車買うのに借金、子供たちの結婚式にお金出して、古くなってきた家の修繕に借金、また、新しいクルマ買って。。。

90歳で元気でも、何かあればすぐに介護が必要になる。短期間の入院でも認知がグッと下がって超高齢者たちだけではいられなくなることもアルアル。
病院には通院していても、介護の制度には疎い(初めてだから)娘息子世代。
その親子が危ういバランスを取りながら日常生活を送っています。
危ういのに気づかないまま。

将来のことを考えない、話さないで毎日過ごしてきたツケを介護が必要になってから一気に払っているように私には見えます。
来年は超高齢者の明るい介護を考えていきます。
それは若い世代の幸せにも繋がるはず。

お金と健康切っても切れない関係です。


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